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強烈ヘッド炸裂!!「スタメンを奪いに行くつもりでやった」CB板倉が気迫のA代表初ゴール

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日本代表初ゴールにガッツポーズのDF板倉滉(フローニンゲン)

[5.28 W杯アジア2次予選 日本10-0ミャンマー フクアリ]

 自身の記念すべきA代表初ゴールで、日本代表史上初の2試合連続二桁得点勝利を仕上げた。W杯アジア予選初出場で好パフォーマンスを見せたDF板倉滉(フローニンゲン)は試合後、「引き締まったゲームで得点も取って勝てたので良かった」とほっとした表情を見せた。

 今回の活動では、これまでCBの主力を務めていたDF冨安健洋(ボローニャ)が別メニュー調整。代役の行方に注目が集まっていた中、森保一監督が選んだのはこれまで穴埋め役を担ってきたDF植田直通(ニーム)ではなく、オランダで目覚ましい成長を見せてきた五輪世代の板倉だった。

「A代表には何回か来ていたけど、今まで納得できるプレーができていなかった。一戦の重みをすごく感じていたし、とにかく勝ち点3を取ることだけ、そしてスタメンを奪いに行くつもりでやった」。

 そんな板倉は序盤から堂々のプレーを披露。相手のハイボールには圧倒的な強さで競り勝つと、カウンターを受けた場面でも冷静なカバーリングを見せていた。そして後半45分には、U-24日本代表でアルゼンチンを相手に猛威を振るった武器がA代表の舞台でも炸裂した。

 敵陣右サイドで獲得したFKをMF南野拓実(サウサンプトン)がファーサイド目掛けて蹴り込むと、ひときわ高いジャンプを見せた板倉が強烈なヘッド。「良いボールが来れば決められると思っていたし、本当にここに来てくれというところに拓実くんが蹴ってくれたので、ここは決めなきゃという感じだった」。高さを活かした一撃が日本の10点目となった。

 板倉は試合後、「フローニンゲンでもCBで出ていたのでやれる自信はあったし、しっかり緊張感のある舞台でしっかり出すことが課題と思っていた。結果的にゼロで終われたのは評価していいと思う」と振り返りつつ、横で支えた吉田に「安心感があった」と感謝。その上で「そこに割って入っていかないといけないし、これから試合に出ながら結果を出していければ」と野心をのぞかせた。

(取材・文 竹内達也)
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