ポルトからアラブ首長国連邦(UAE)のアルアインにレンタルで送り出されている日本代表MF中島翔哉は、今夏以降も同クラブに残ることはないようだ。ポルトガル『SIC Noticias』が報じた。

　中島は今年1月に今夏までの期限付きでアルアインに加入。UAE1部のクラブでは2試合に出場(1アシスト)すると、2月のトレーニングで脛骨を骨折したため、シーズン内の復帰が絶望的に。先日には移籍当時の新型コロナウイルス感染症の検査結果が改ざんされていた疑いでポルトガル当局が捜査を開始したことが物議を醸していた。

　そんな中島だが、アルアインへのレンタルの延長の可能性が消えた模様。『SIC Noticias』によれば、ポルトや本人は騒動を理由にレンタル料や選手へのサラリーの引き下げを求めたアルアインに不快感を覚え、今夏以降のレンタル延長を拒否したという。アルアインはレンタル料を300万ユーロから100万ユーロへ、サラリーは300万ユーロから200万ユーロへの引き下げを求めたと伝えられている。


中島は6月末に来季に向けたプレシーズンに入るポルトに合流する予定とのこと。2024年までの契約を結んでいる所属元では結果を残せていなかったアタッカーだが、少なくともこの先アルアインではプレーすることはないようだ。

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