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宮市亮にドイツ国内や日本のクラブが興味…ザンクト・パウリから退団の28歳が迫られる決断

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MF宮市亮にドイツ国内や日本のクラブが興味

 MF宮市亮は今季限りで6年間過ごしたブンデスリーガ2部ザンクト・パウリを退団。現地紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』によれば、28歳のウィンガーは相手チームのプレーヤーとして古巣本拠地ミラントーアに戻って来る可能性があるという。

 宮市は2015年夏にアーセナルからザンクト・パウリへ加入。同クラブではひざの十字じん帯の断裂など度重なる重傷も影響し、最終的には公式戦80試合8ゴール9アシストの成績に留まり、2020-21シーズンは終盤の1戦での途中出場のみ。それでも周囲からのその人間性やどの試練も乗り越えるメンタルへの評価が高く、同クラブを人気選手の1人として離れることになった。

 そんな宮市の今後の去就に地元紙も注目。『ハンブルガー・モルゲンポスト』いわく、同選手は現時点、ドイツ国内の2部と3部のクラブから、そして日本からも打診を受けているようだ。「プロキャリアで最も長く過ごした国に残るか、それとも19歳だった2011年にロンドンの偉大なアーセナルでの挑戦のために離れた国に戻るか」、と宮市は大きな決断を迫られることが指摘されている。

 記者の見解では、その選択は今後のキャリアを「左右しかねない」とのこと。サッカーにおいてこれまで通りの「レベルをキープするか」に加え「2児の父親として、家族にとって将来的に何がベストか」、判断しなければならない。一方で、ザンクト・パウリから退団してからまだ1週間しか経っていないため、去就が決まるのはまだ先とも述べられている。

 なおザンクト・パウリは先日、公式ウェブサイトで宮市の同クラブでのプレーのハイライト映像を公開するなど感謝を表現。その際、観客が許されるようになればミラントーアで宮市をふさわしい形で送り出す予定だとも伝えていた。今後、同リーグのクラブに加わるとなれば、対戦時にその機会が与えられるが、本人は果たしてどの道を選ぶのだろうか。

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