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ボローニャ不動のCBが今季限りでの退団に落胆「クラブは何を考えているのか分からない」

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ボローニャDFダニーロ(左)が落胆

 ボローニャに所属するブラジル人DFダニーロが30日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、今季限りでの退団に落胆した。

 37歳のダニーロは、2018年夏にウディネーゼからボローニャに移籍。3シーズンにわたって主力として活躍し、日本代表DF冨安健洋とセンターバックのコンビを組んだ試合もあった。しかし不動のレギュラーであったはずのダニーロに、クラブから契約更新のオファーは届かなかった。

「もう1年やりたかった。チームの助けになれたはずだ。最終節まで待っていたが、連絡は来なかった。僕からも連絡はしなかったが、ピッチでパフォーマンスを示したつもりで期待していた。残念だよ。経営陣が何を考えているのか分からない。シニシャ(ミハイロビッチ)が退任するとか、別のタイプのカルチョをやりたいとか、そういうことなのかもしれない」

「シニシャはこれまで、FW1人とDF1人の獲得を要望していたから、今度はFW1人とDF2人が必要になるね。しかしここでは常によくしてもらったし、問題を起こすつもりはない。ボローニャが上位半分に入れるよう、強いDF2人を獲得できることを願っている」

 またダニーロは、契約延長交渉におけるトラブルを否定。「2年契約を要求したこともなければ、より高額なオファーを要求したこともない。僕はお金のためにプレーしているのではない。気持ちよく過ごせる場所でプレーしたいだけなんだ」と明かした。

 さらにブラジル人DFは、ボローニャがヨーロッパリーグ出場を目指す上で何が必要であるかを問われると、持論を展開した。

「アタランタを見ると、若くて上手い選手だけでなく、ちょうど良い年齢の選手もいる。僕は(ルイス)ムリエルとウディネーゼと一緒にプレーしていたが、当時はまだ今のような選手ではなかった。あちこちでプレーして経験を積み、ヨーロッパ最強レベルのFWになった。ボローニャもそういった選手を獲得できるといいね。それにケガを避けられるようにしなければならない。ボローニャではトミヤスが少しの間、離脱していたし、(ガリー)メデルはほとんど不在だった」

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