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レアル上層部、ジダンの公開状に納得いかず…「不適当な内容で驚き。自分を省みていない」

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上層部は公開状に納得いかず

 レアル・マドリーの上層部は、ジネディーヌ・ジダン氏の公開状の内容に納得がいかないようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

 先日にレアル監督を辞したジダン氏は、スペイン『アス』を通じて公開状を出した。その中では、フロレンティーノ・ペレス会長をはじめクラブ上層部からの信頼を感じられていなかったこと、フロントがメディアを通じて自身の解任の可能性についてほのめかしたことへの嫌悪感が赤裸々に記されていた。

『マルカ』によれば、上層部はこの公開状が「度を超えた不適当な」内容であり、そのために大きな驚きを感じているという。上層部はジダン氏の選手・監督としてのクラブに対する貢献を変わることなく称賛しており、言い争う考えはない模様。だが、その公開状における意見は理解し難いものであったようだ。

『マルカ』いわく、上層部はその公開状の内容について、ジダン氏が自身を省みることなく、クラブへの非難に終始していることを指摘している様子。ジダン氏主導で獲得した選手、復帰させた選手たちがいるにもかかわらず、そうした過ちを認めていないことに納得がいっていないようだ。同紙はその例として、フランス人指揮官が獲得を望みながらも最後にはレンタルで放出するよう求められたFWルカ・ヨビッチ、MFマルティン・ウーデゴーアを挙げている。

 ジダン氏は公開状でレアルからのバックアップが欠けていたことを主張していたが、上層部は同氏がクラブの方針に沿うことなく、それに背を向けるような決断を下していったと考えている様子。上層部は今回の公開状から、ジダン氏とクラブが同じ方向を向いて歩んでいなかったとの確信を得たとのことだ。

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