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[MOM3469]鹿児島MF田平健悟(3年)_左利きの司令塔はチームとともに進化を遂げて選手権へ

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鹿児島高の10番MF田平健悟主将が抜け出しからシュート

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.29 インターハイ鹿児島県予選3位決定戦 鹿児島高 3-1 鹿児島南高 OSAKO YUYA stadium]

 鹿児島高はインターハイ予選3位決定戦で逆転勝ち。攻撃の中心・10番MF田平健悟主将(3年)は左足でのゲームメークに加え、PAへの飛び出しで決定的なシュートを放ち、そしてプレースキックで3点目を演出するなど勝利に貢献した。

 登録身長は165cmと小柄。だが、「イニエスタ選手だったり川崎フロンターレの大島僚太選手の動画は良く見ます」というMFは、ボランチの位置からゴール前の崩しに係わり、得点シーンに絡んでいく。

 今大会は開幕の2週間前に脳震盪を起こし、ベストコンディションで大会に臨むことができなかった。大会を通して十分なパフォーマンスをすることができず、本人にとっても悔しい大会に。だからこそ、「まだミスが多いので、相手にとって怖い選手になりたい」と誓う。

 今大会は優勝した神村学園高との差を実感する大会にもなった。「攻守の切り替えのところもそうだし、一つ一つのパスの質も攻撃のテンポも違っていたのでこれから積み上げていきたい」。

 また、大舞台でも普段通りのプレーをする神村学園に対し、自分たちは落ち着きを欠いてしまったと感じている。選手権ではより堂々とプレーできるように、キャプテンはチームに自信をつけさせ、自身は点を獲る選手になって鹿児島高を勝たせる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2021

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