beacon

「相手の弱点」見極めたFW浅野、U-24最終ラインに宣戦布告

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表FW浅野拓磨

 日本代表FW浅野拓磨はA代表経験者が並ぶU-24日本代表の最終ラインに対し、自慢のスピード勝負を仕掛ける構えだ。

 当初予定されていたキリンチャレンジカップ・ジャマイカ戦が相手チーム側の入国トラブルで中止となり、急遽設定されたチャリティーマッチ。浅野はオーバーエイジの吉田麻也、酒井宏樹とはじめ、冨安健洋、板倉滉、橋岡大樹といったA代表選手がずらりと並ぶ強力な最終ラインに宣戦布告した。

「背後に抜けるのは僕の特長でもあるし、相手の弱点でもある」。そう言い切った浅野は「理想はスペースを使って僕がゴールを取ることだけど、僕がそこを使って周りがゴールを決めるというのもできる」と自信を示した。

 A代表にとって“兄弟対決”は、プライドを守る意味でも負けられない一戦。「僕らとしては負けられないし、いまそんなことを考えてはいないけど、万が一負けた時にはいろんなことを言われることはわかる。プレッシャーを感じながらも、プレー中はそんなこと関係なく、目の前の相手に勝ちに行くことだけ」と意気込みを述べた。

 そして浅野自身にとっては、今回の活動でA代表に相応しい選手であることを示す必要がある。森保ジャパンではここまで1ゴールのみ。5月28日のW杯アジア2次予選ミャンマー戦では右サイドで起用され、その後のトレーニングでは右からのシュートに意識的に取り組んでおり、貪欲に結果を狙いに行く構えだ。

「右サイドで途中出場して、やり慣れていない形でやり慣れていないメンバーだったので探り探りだった。味方に気を使うのも大事だけど、自分がやるべきことをピッチの上で表現しないといけない」。ミャンマー戦の反省を語った浅野は「チャンスを結果につなげるかどうかが、次につながるかを決める世界。4試合で克服できるようにしたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
●カタールW杯アジア2次予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧

TOP