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サッキ氏、教え子アンチェロッティのレアル・マドリー指揮官復帰に「カルロ以上の適任はいない」

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レアル・マドリーに電撃復帰が決まったカルロ・アンチェロッティ監督

 レアル・マドリーは現地時間1日、来季よりカルロ・アンチェロッティがチームを指揮すると発表した。2015年以来、6年ぶりの古巣復帰となる。この動きを受け、アンチェロッティの師であるアリーゴ・サッキ氏が、自身の見解を示した。

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューでサッキ氏は「レアル・マドリーはカルロのことをリストの最上位に入れ、復帰させることを念頭に置いていた」と語っている。

「カルロは多くの異なる環境を熟知している。これまでイタリア、イングランド、フランス、スペイン、ドイツとあらゆる場所で勝利をつかみ取って来たからね。マドリーにとってはチームの今後を託すうえで、彼以上の適任はいなかったと思うよ」

「最初にレアル・マドリーをカルロが率いたとき、2013年に(フロレンティーノ)ペレス会長と電話で話をしたことがあった。その際に私はカルロの起用が正しい判断だったと彼に伝えたんだよ。実際にその後、カルロはマドリーでラ・デシマ(10度目のチャンピオンズリーグ制覇)を達成したんだ」

 一方でサッキ氏はスペインのチームが欧州カップ戦で結果を残している一方、イタリアのチームがタイトルから遠ざかっている点についても、こう述べている。

「もちろんイタリアのチームにはもっと躍進をしてほしいと思っている。だが今回レアル・マドリーはカルロのほかに(アントニオ)コンテ、(マッシミリアーノ)アッレグリとイタリア人指導者をチェックしていたようだ。優秀なイタリア人監督が他国で結果を残すことで、改善の一歩になることを願うよ」

「スペイン勢はここ10年のチャンピオンズリーグで6回、ヨーロッパリーグで7回頂点に立った。イタリア勢は残念ながらどちらもゼロという状況。カルチョはもっと勇気を持ったフットボールを展開する必要があるかもしれないがね」
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