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続けて好選手を輩出の丸岡、今春卒業した駒大MF飯田のU-20代表候補入りも刺激に

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丸岡高の右SB横山潤成主将が左足を振り抜く

[6.4 インターハイ福井県予選準々決勝 丸岡高 6-0 武生高 日東シンコースタジアム丸岡人工芝G]

 丸岡高は、今春卒業したばかりのMF飯田晃明が名門・駒澤大で早くもチャンスを掴み、関東大学選抜、そしてU-20日本代表候補選出。今春は日本高校選抜でも活躍するなど、一気に名を挙げている。

 坂井フェニックスJrユースから丸岡進学後も飯田のポテンシャルの高さは認められていたが、現在は長身ボランチとして周囲の予想を上回るような進化。丸岡の小阪康弘監督は「飯田が出てきて、(現役の)あの子たちも刺激なんですよ。まさか、ああやって使ってもらっているという。それがこいつらの刺激ですよね」。昨年、日本高校選抜に選出され、今年関東大学選抜入りしているFW田海寧生(駒澤大2年)ら含めて、丸岡出身の選手たちが評価を勝ち取っている。

 昨年はMF川中浩夢(阪南大1年)と飯田が攻守の柱となっていた。今年は選手権経験者で、190cm近い長身を持つGK田邊満記(3年)やCB東出来輝(3年)、右SB横山潤成主将(3年)、またMF明間歩(3年)らが続く存在となるか。1年生MF渡辺祥気ら下級生にも地元出身の楽しみな選手たちがいる。

 プレーだけでなく、精神的にもチームに影響力を与える選手が出てこなければならない。主将の横山は、「去年はあの2人がいたのが大きかったと思う。あの2人がいない分、僕たちがチームを盛り上げたり、2人がやってきたことを越えられるように今年はやっていきたい」と引き締める。

 そして、「チームが暗かったり、点がなかなか獲れなくて落ち込んでいる時に自分がもっと声をかけるとか、自分にはまだまだ足りないと思うので、声を掛けていきたい」と誓っていた。上のステージで活躍する選手たちの背中を見て、学んだものを表現し、地元開催のインターハイなどでの活躍に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2021

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