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[MOM3481]米子北FW福田秀人(2年)_多くの好機に絡んだ2年生、積極的な仕掛けと常に相手の逆を取るための駆け引き

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米子北高FW福田秀人

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.6 インターハイ鳥取県予選決勝 米子北高 6-0 米子東高 どらドラパーク米子陸上競技場]

 開始30秒で先制した米子北高は、その後も攻め続けて前半9分(35分ハーフ)に2点目。FW福田秀人(2年)が左サイドからドリブルで切れ込み、強烈な右足シュートでニアサイドを破った。

「ペナルティーエリアの中でパスを受けて、ワンタッチ目で相手を振り切ることができた。シュートコースが見えたので、冷静に決めることができました」とゴールシーンを振り返る。その後も「ドリブルで積極的にゴールに向かうプレーをしようと思っていた」と語る通りのプレーで、アグレッシブな仕掛けから何度もゴールに迫った。

 この日は2列目に入ったが、プリンスリーグ中国ではボランチでもプレーしており、中村真吾監督は「身体能力が高いわけでも、大きな武器があるわけでもないけれど、それを理解した上で、常に相手の逆を取るための駆け引きをする良さがある」と評価する。粘り強くボールにチャレンジしてくる米子東高の守備を、緩急の使い分けも交えて外しながら、多くのチャンスに絡んでいた。

 後半の立ち上がり、ゴール前で完全にフリーになった決定機でシュートを大きく上に外してしまい、「落ち着いて流し込めるはずだったのに、力んで、思い切り蹴ってしまった」と反省も。「ああいうチャンスを落ち着いて決められるようにしていきたい」と今後を見据え、インターハイに向けて「自分の持ち味であるシュートや、積極的にゴールに向かう意識で、チームの勝利のために頑張りたい」と決意を新たにしていた。

(取材・文 石倉利英) 
●【特設】高校総体2021

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