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[MOM3482]東海大山形MF半澤大地(3年)_負傷乗り越えスーパーサブで輝く

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MF半澤大地は3戦連発で東海大山形高を全国へ導いた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.6 インターハイ山形県予選決勝 東海大山形高 1-0(延長)山形中央高 山形県総合運動公園サッカー場]

 準々決勝・日大山形高戦、準決勝・羽黒高戦に続く、途中交代での3戦連続ゴールで、チームを23年ぶりのインターハイへと導いた東海大山形高MF半澤大地(3年)がマン・オブ・ザ・マッチだ。

「ゴールに向かっていくところと気持ちの強さが持ち味で、相当な負けず嫌いです」と五十嵐直史監督が評するアタッカー半澤。この日も後半16分に途中交代でピッチに入ると、ドリブル突破から積極的にゴールに向かって行った。「ドリブルは一番の武器です。1対1では負ける気がしません」と存分に自分の武器を見せ、「自分がチームを勝たせる思いで、常に試合に臨んでいました。フィニッシュ(シュート)も自信を持っていました」と強気の姿勢がゴールを生んだ。

 途中出場の理由は負傷明けだったため。「シンスプリントと恥骨骨折で3~4か月離脱しました。先発で出られず悔しい思いがありましたが、チームの流れを変える役割をしようと思いました」とスーパーサブ起用にも腐らず、見事に3試合連続ゴールでチームに多大なる貢献を果たした。

 インターハイへの意気込みを聞くと「自分個人としてはドリブルを全国で披露したいです。チームとしては1回戦を突破して、山形県勢最高成績を越えたいです」と上位進出を目指す。全国の舞台で先発出場になるか、途中出場になるかは分からないが「チームが勝てれば一番良いです。スタートから出られなかったとしても自分の役目を果たしたいです」。ケガを乗り越え、今大会スーパーサブとして輝きを放った半澤が、インターハイでどのような活躍を見せるか楽しみだ。
 
(取材・文 小林健志) 
●【特設】高校総体2021

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