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伊東純也が明かした“キャプテンマーク”の舞台裏「俺はないなと思っていたけど…」

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A代表でキャプテンマークを巻いた日本代表MF伊東純也(ゲンク)

 日本代表MF伊東純也(ゲンク)が8日、報道陣のオンライン取材に対応し、3日に行われたU-24日本代表のチャリティーマッチを振り返った。試合終盤にはFW大迫勇也(ブレーメン)からキャプテンマークを託され、「責任感持ってやらないといけないと思った」と振り返った。

 伊東は2017年冬のE-1選手権でA代表デビュー。2018年夏のロシアW杯を終え、森保ジャパン発足後から代表に定着した。当初はMF堂安律の控えという立場だったが、ベルギーリーグでの活躍を経て、昨年秋の欧州遠征以降は先発出場の機会も急増。DF吉田麻也が不在のチームでキャプテンマークを任されるほどになった。

 後半17分の大迫の交代時、伊東にキャプテンマークを渡すことを進言したのは森保一監督だった。「サコくんが誰にするかって森保さんに聞いていて、俺はないなと思っていたけど、近かったからかわからないけど、良い経験になった」。そう冗談まじりに振り返った伊東だったが、「気にしてはいなかったけど、責任感持ってやらないといけないと思った」と語った。

 もっとも伊東自身は、自身の立場を謙虚に捉えている。

「まだ中心になったと思っていないし、自分のポジションには良い選手がいいっぱいいる。クラブで結果を残して、代表でもそれを証明できるようにとやっているだけ。クラブでの試合を森保さんがしっかり見てくれているし、そこで結果を出して、こっちでも良さを活かしてやろうと思っている」。

 そんな伊東は11日のセルビア戦に向けて、意気込みも語った。森保ジャパン発足以来、初めてとなるヨーロッパ勢との対戦。FIFAランキングも17位と日本より上位になるが、「強い相手とやる方が楽しいし、個人の良さも出しやすい」と前向きに捉えている。

「ヨーロッパの自信を持っているチームのほうが相手と1対1になりやすいので、そこで負けない自信はある。サイドで1対1になりやすいぶん、チャンスを作りやすいと思うし、相手が攻めてくるぶん、後ろにスペースもある。そういうところも狙っていけると思う」。狙いは明確。自身のストロングポイントをぶつけていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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