beacon

“幼馴染”南野が予選7戦連発…DF室屋「小学校から変わらない光景だなと」

このエントリーをはてなブックマークに追加

練習場でも共に過ごすことが多いDF室屋成(ハノーファー)とMF南野拓実(サウサンプトン)

 日本代表のDF室屋成(ハノーファー)が8日、オンライン取材に対応した。7日のカタールW杯アジア2次予選では自身の出番こそなかったが、同郷のMF南野拓実(サウサンプトン)が日本史上最長タイとなるW杯予選7試合連続ゴールを達成。小学時代に共にプレーしていた旧友の活躍に「驚きはない」と笑みをみせた。

 タジキスタン戦では右サイドバックのDF山根視来(川崎F)をはじめ、代表歴の浅い選手が先発の機会を獲得。DF酒井宏樹(マルセイユ)の不在により、レギュラー争いをリードしている室屋はベンチに控えた。

「先制してから追いつかれてしまったけど、前半のうちに追いつくことができて、3点目もうまく取ることができた。前半は難しくなったけどチームでうまく修正できたし、全体を通してはコントロールできていた」。予選初失点こそ喫したが、室屋はチームのプレーぶりを前向きに振り返った。

 また小学生時代にともにゼッセル熊取FCでプレーした幼馴染の活躍に喜びを語った。

 南野は1-1で迎えた前半40分、こちらも同じ関西・奈良県出身で同い年にあたるMF古橋亨梧からのグラウンダークロスを受ると、完璧なダイレクトシュートでニアポスト脇を打ち抜き、貴重な勝ち越し弾をマーク。このゴールはロシアW杯予選のMF本田圭佑に並ぶ、日本史上最長タイの予選出場7試合連続ゴールとなった。

 かつてFW三浦知良が3試合で保持していた予選開幕連続ゴール記録では、すでに日本代表記録を更新中。また今回の記録で並んだ本田は1試合の欠場を挟んでおり、全試合1ゴールずつの合計7点だったことを考えると、全試合出場が続く南野による7試合9点という記録はさらに偉大なもの。それでも室屋は「驚きはない」とあっさり述べ、幼少期のエピソードを振り返った。

「昔からああいうキャラクターで得点感覚がある選手なので、驚くとかはない。ああいう嗅覚とか少ないチャンスで点を取るところは小学校からずっと見ている。変わらない光景だなと思って見ています」。

 毎試合ゴールを取り続けるメンタリティーにも「それも変わっていないなと。俺から見たら小さい頃から変わっていないなと思う」と太鼓判。古橋、南野とのトライアングル結成に向けて「二人とも素晴らしい選手なので、サイドバックの選手としてもっともっと二人の助けになれればいい」と期待を語った。

(取材・文 竹内達也)
●カタールW杯アジア2次予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧

TOP