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ドイツ代表に復帰のフンメルス、当時の構想外は「非常に辛かった」…レーブ監督の判断に理解も

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ドイツ代表に復帰したDFマッツ・フンメルス(右)

 ドルトムントDFマッツ・フンメルスは2日のデンマーク代表との国際親善試合で2年半ぶりにドイツ代表でプレー。ドイツ誌『キッカー』のインタビューで、ヨアヒム・レーブ監督の当時の判断に理解を示した。

 2018年のロシア・ワールドカップでは前回王者としてまさかのグループリーグ敗退を喫し、その後もネイションズリーグで低調が続いたドイツ。2019年3月にはレーブ監督はトーマス・ミュラージェローム・ボアテング、そして当時2人とバイエルンで同僚だったフンメルスを今後ドイツ代表の構想から外す決断を言い渡していた。

 だが、レーブ監督は先月、EURO2020に向けた招集メンバーにミュラーとフンメルスを含めることに。フンメルスはインタビューでは2年半前の心境について、「常にドイツのためにプレーしたいという気持ちがあったので悲しかったね。選外は非情に辛かった」と振り返る一方で、わだかまりは否定している。

「彼が当時、刷新を必要と感じ、それを図ったことは、当然僕もどこか理解できる。自分は、100人中おそらく40人はレーブの道を選び、40人は何も変えなく、20人はまったく別のことを試しただろうと信じている。スポーツだと、これといった1つの答え、1つの解決策はないことが多く、正解や不正解はないことが多い。ヨアヒム・レーブ(の判断)に悪意は感じることはなく、競技のみを考慮した上での判断として受け止めた」

 また、フンメルスは自身の復帰後のレーブ監督の様子についても言及。EUROを最後に退任を表明している指揮官が変わったと思うかと問われると、「ここ2年半は近くで見ていなかったので、僕にとっては答え難いかもしれないね」と前置きしつつ、このように続けた。

「すぐに気が付いたのは、彼がチームを熱意を吹き込み、DFB(ドイツサッカー連盟)での長い、成功に満ちた年月を良い大会で締めくくりたいという強い願望を抱いていること。そういったモチベーションが感じ取られ、それが僕たちにも伝わってくるんだ」

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