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冨安健洋を狙うアタランタに伊紙「常に安く買うクラブ。トミを安売りすればミハは怒る」

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アタランタ移籍が噂されるDF冨安健洋

 今夏の移籍市場を賑わせているボローニャの日本代表DF冨安健洋について、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が8日、見解を示した。

 2019年夏にベルギーのシントトロイデンからボローニャへ加入した冨安は、1年目から右サイドバックの不動のレギュラーとして活躍して評価を高めると、2年目の今季はチームの台所事情に応じて守備の全ポジションを経験。ユーティリティ性を示しつつ、セリエA第23節まで全試合にフル出場したリーグ内で唯一の存在となり、大きな注目を集めた。

 そんな若き日本代表DFには今夏、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督率いるアタランタから熱視線が注がれている。イタリアではこれまでに、冨安の今夏のステップアップを楽観視する報道も流れた一方、イタリア紙は8日、「十分に複雑な取引」であるとの見解を示した。

 その理由にアタランタのアントニオ・ペルカッシ会長の方針を挙げている。「常に上手く売却する一方、常に安く買うことを求めている」アタランタ。このため「ボローニャが合意できないことは想像がつくはずだ」と指摘した。続けて「重要な金額のオファーであれば、日本人選手の移籍をシニシャ(ミハイロビッチ監督)も祝福するだろうが、もしトミが安売りされればたたでは済まないはず」とコメント。「(適正価格でなければ売却しないことを)1週間前に約束しているだけに、ミハイロヴィッチ自身が真っ先に怒るはずだ」と主張した。

 またイタリア紙は、冨安が残留した場合、ボローニャがセリエAで最も若いディフェンスラインを組む可能性があるとして期待を寄せている。来季は主力の22歳の冨安と28歳のアダマ・スマオロに加えて、18歳のアーロン・ヒッキーがレギュラーに昇格。さらには退団する37歳ダニーロの後釜として、24歳のトリノDFリャンコの獲得を目指しているためだ。

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