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U-20代表候補に質の追求求めたゲームキャプテン・MF藤田譲瑠チマ。自身は徳島で「後悔のないように」

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U-20日本代表候補の先発イレブン。キャプテンマークを巻いたMF藤田譲瑠チマ(徳島、前列左端)は日々質の追求にこだわる

[6.10 練習試合 U-20日本代表候補 3-6 全日本大学選抜]
 
 U-20日本代表候補のキャプテンマークを巻いたMF藤田譲瑠チマ(徳島)はこの日、誰よりも声を発し続けていた。

 特に3本目は暑さもあり、チーム全体として質、運動量を欠いた展開に。上手くいかない中でチームメートを切り替えさせるような言葉がけをしていたが、一番伝えかったことは質の部分だったという。

「最後、自分が最終ライン入って後ろから見た感じ、一人ひとりのポジションの修正だったりというところが、少し遅いように感じたので強く要求していたつもりでした」。質は今回の合宿のテーマ。だからこそ、キャプテンはチームに最後まで徹底させたかった。

「今回のキャンプで最初のミーティングで(影山雅永)監督に言われたのが質の部分の追求だったので、そういうところをもっとやっていけたら良かったと思います」。チーム全体が距離感を掴むまで時間がかかる中、連動してボールを奪い、前進させることを特長とする藤田も十分に強みを発揮できた訳ではない。加えて自身はボールを奪った後のパス精度が課題に。それは徳島でも感じている部分だけに改善することを誓っていた。

 3-6という悔しい敗戦後、影山雅永監督からは「自チームで試合に出ているメンバーに比べて、コンディショニングとかが落ちてしまうのは、試合に出られていない自分たちのせいだから。もっと自分たちのチームに戻ってから意識を変えて、一個一個の練習で今試合に出ているメンバーに追いついたり、そのメンバーたちより良いプレーができるように頑張って、というメッセージをもらいました」という。

 その言葉を受けて頭をよぎったのは、「これまでの徳島での練習だったりというのが、本当に自分の100%だったのかなというのは凄く感じましたし、これからは一個一個の練習で後悔のないようにやっていけたら良いと思います」ということ。今季、東京Vから徳島へ移籍した藤田はJ1開幕戦から4試合連続で先発出場していたが、ダニエル・ポヤトス監督が来日し、指揮を取り始めた4月半ば以降は出番を激減させている。

 カウンターの芽を摘むことや攻撃の精度など改善しなければ、再びチャンスを掴むことができないと分析。そのためにも、まずは練習で現状の100%ではなく、自分により求めてこだわっていく考えだ。

 ジュニアユースから所属し、愛着のあった東京Vを離れ、現在は徳島で新しい価値観に触れられている。もちろん悩みも多いというが、世界を目指すならば、また新たな価値観、サッカーに接しなければならないだけに、現状に前向きだ。今は「やっていくしかない」。U-17ワールドカップで「凄く自分の中で楽しかった」という経験をしている藤田は再び世界で戦うためにも徳島でレベルアップすることを目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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