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“人間”吉田麻也に学ぶ菅原由勢「人としてどうあるべきかを体現している」

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豊田スタジアムでの試合に燃えるDF菅原由勢

 東京五輪メンバー発表前ラストマッチをかつての本拠地である豊田スタジアムでできることに運命を感じている。メンバー生き残りへ最後のアピールを誓うU-24日本代表DF菅原由勢(AZ)は「めちゃくちゃ燃えている」と意気込んだ。

 12日の国際親善試合・ジャマイカ戦(豊田ス)を翌日に控え、「五輪前最後の選考合宿で豊田で試合をやれるのはいいチャンスだし、いい機会だと思う。まずはチームの勝利に貢献できるように戦って、しっかり自分もアピールできれば」と語る菅原は豊田スタジアムへの思いも口にした。

 名古屋の下部組織出身の菅原は高校3年時に名古屋とプロ契約を結び、その約1年後にオランダへと渡った。「サポーターとしてゴール裏でグランパスを応援していたときからこのスタジアムに来ていた。自分がピッチに立てるようになって、プロ選手として使っていたスタジアムでもある。U-24の代表ではあるけど、日本代表のユニフォームを着てプレーできるのは光栄だし、誇れること」と感慨深げに語った。

 オーバーエイジとしてU-24日本代表に招集されているDF吉田麻也も同じく名古屋の下部組織出身の大先輩。「吉田選手だったりA代表の選手が豊田スタジアムで試合しているのを見て『自分もこうなりたい。こうならないといけない』と思っていた。こういうチャンスが来て、燃えています」と、吉田とともに最終ラインに並ぶことも期待している。

「僕にとってお手本」という吉田とはA代表の合宿でもともに練習する機会はあったが、今合宿を通じて改めてその人間性に感銘を受けている。「ピッチ外のいろんな立ち振る舞いも含めて、サッカー選手として一流である前に、人間としても一流であることを肌で感じた。サッカーだけうまくやっていればいいわけじゃないなと感じさせてくれた」。すっかり心酔した様子の菅原は「人としてどうあるべきかを(吉田)麻也さんは体現している。麻也さんを見ていれば自然に勉強できるのでありがたい。毎日見習わないといけないことが多いし、勉強させていただいています」と笑顔で明かした。

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