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「最後まで選ばれて戦いたい」…GK大迫敬介が口にした五輪への強い思い

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U-24日本代表GK大迫敬介(広島)

 五輪本大会まで、あと1か月強。サバイバルレースは、ついに最終章を迎えた。U-24日本代表GK大迫敬介(広島)は「悔いなくやってきた」と、万全の準備を整えて12日のジャマイカ戦に臨む。

 今回の合宿には大迫、GK沖悠哉(鹿島)、GK谷晃生(湘南)、GK鈴木彩艶(浦和)とJ1クラブでレギュラーを張る4人が選出された。ハイレベルなポジション争いが繰り広げられており、「自分のプレーを試合で出すだけでなく、練習の中で自分の存在を示して、ピッチの上で自分を表現することが大事」と練習から必死に取り組んできた。

 森保一監督体制となり、初陣となった17年12月のM-150杯のメンバーに選出。「一つひとつの試合に誇りを持ってプレーできている実感があるし、日本を代表してプレーできる喜びはいつになっても嬉しいこと」と約3年半、東京五輪に向けて活動を続けてきた。そして、一つの区切りとなる、東京五輪本大会は約1か月後に迫っている。

「五輪に関して言えば、ずっと目標にしてきた。その最終選考の場に自分がいるのは嬉しく思うけど、最後まで選ばれて日本を代表して五輪を戦いたい気持ちがある。自分自身を応援して下さっている方々のためにも、五輪に出て活躍したい」

 ジャマイカ戦でピッチに立つか、ベンチから見守るかは分からない。しかし、「ここまで、しっかり悔いなくやってきた」と言い切ると、「誰が出るかは分からないけど、与えられたところで頑張りたい」と続ける。“最終選考”ラストマッチで出場機会をつかみ、自身の存在価値を改めて証明して五輪メンバー入りに近付きたい。

(取材・文 折戸岳彦)
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