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濃厚接触者19人でGK不在のキルギス、ミャンマーに8-1圧勝…日本戦が最終予選進出かかる運命の一戦に

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 カタールW杯アジア2次予選は11日、日本代表と同じF組のミャンマー代表とキルギス代表がヤンマースタジアム長居で対戦し、キルギスが8-1で勝利した。GK3人全員が新型コロナウイルスの濃厚接触者と指定されており、FWエルニスト・バティルカノフが急遽GKを務めた中、FWミルザン・ムルザエフのハットトリックなどで圧勝した。

 キルギス代表では日本入国初日の検査により、1人の新型コロナウイルス陽性が判明。来日メンバー39人のうち19人(選手5人、スタッフ14人)が濃厚接触者に指定され、規則により試合エントリー外の措置が取られた。また濃厚接触者にはGKの3人も含まれており、GK不在のまま2次予選の終盤戦を戦うことを強いられている。

 そうした中、7日に行われたモンゴル戦では0-1の敗戦。FIFAランキングではキルギスが97位、モンゴルが192位と大きな力の差があると思われたが、勝ち点を奪うことはできず、W杯最終予選につながるグループ2位浮上のチャンスを逃していた。

 それでもこの日、キルギスはミャンマーを相手に圧倒的な試合を展開。モンゴル戦でゴールを守ったDFアイザル・アクマトフに代わってアタッカーのE・バティルカノフがGKを務め、前半22分にFWトゥルスナリ・ルスタモフのダイビングヘッドで先制すると、同24分には相手のMFヤン・ナイン・ウーが一発退場。そのままゴールを重ね、5-0で前半を折り返した。

 後半もキルギスの勢いは止まらず、後半20分を迎えた時点でスコアは7-0。同24分にはMFライン・ボーボーのゴールで1点を返されたが、同33分にはM・ムルザエフがハットトリックを完成させ、8-1で勝利した。キルギスはこれでタジキスタンを抜いて2位に浮上。15日にはグループリーグ最終戦で日本代表と対戦する。

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