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五輪メンバー選考前ラストマッチが終了…U-24横内監督「骨格は見えてきた」

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U-24日本代表の横内昭展監督

[6.12 国際親善試合 U-24日本 4-0 ジャマイカ 豊スタ]

 東京五輪メンバー選考前ラストマッチで、多くの選手たちが猛アピールを果たした。試合後、U-24日本代表の指揮を執った横内昭展監督は「骨格は見えてきたと思うが、まだスタッフ、(森保)監督も含めて見直しながら考えていきたい」と選考に向けての意気込みを語った。

 今月下旬に東京五輪のメンバー発表を控える中、五輪代表への生き残りをかけた最後の対外試合。U-24日本代表はオーバーエイジで事実上代表入りが内定しているDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)の3選手をはじめ、MF堂安律(ビーレフェルト)、MF久保建英(ヘタフェ)といった主力選手を先発に送り込み、ジャマイカのA代表を相手に4-0の快勝を収めた。

 前半には久保、遠藤がゴールを重ねると、後半には途中出場のFW上田綺世(鹿島)と堂安が加点。また先発に抜擢されたMF三笘薫(川崎F)とMF田中碧(川崎F)、途中出場のMF相馬勇紀(名古屋)がアシストを記録するなど、多くの攻撃陣が存在感を放った。そして守備陣もDF冨安健洋(ボローニャ)、MF板倉滉(フローニンゲン)が負傷でメンバーを外れたため、DF町田浩樹(鹿島)、DF瀬古歩夢(C大阪)らが出番を獲得。懸命なアピールを行った。

 加えて終盤には酒井、吉田、瀬古の並びで3バックもテストした。「麻也と宏樹は欧州遠征で経験もあるし、それ以外の選手もこのチームの立ち上げは3バックだったのですんなり入れると思った」と振り返った横内監督は、本大会のオプションになることを示唆しつつ、「練習ではトライしていなかったが、やるかやらないかわからないとした上でハーフタイムに少しだけ説明していた。試すことができて良かった」と収穫を口にした。

 五輪代表は今後、6月下旬にメンバー発表を行った後、7月にスペインとホンジュラスとのテストマッチを控えている。

 試合後、選手たちには「少し長い活動だったが、チームのためにピッチの中でもピッチの外でもチームのためにというところを考えて活動してくれたことに感謝を述べた」うえで「ここからの選考で選ばれる選手と選ばれない選手がいるが、みんながA代表候補の選手であり、五輪に選ばれなかったとしてもA代表はずっと続く代表なのでそこを目指してほしい。選ばれた選手は自分の胸にそういう人の思いを刻んで戦わないといけないと伝えた」という横内監督。今回の合宿で得た成果を持ち帰り、本大会で指揮を執る森保一監督とともにメンバーの絞り込みを行う構えだ。

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