来季からローマ指揮官に就任することが決まっているジョゼ・モウリーニョ監督。レアル・マドリーでともに戦ったユベントスFWクリスティアーノ・ロナウドとの再会を楽しみにしているようだ。11日の『talkSPORT』に出演し、その思いを語った。

　2010年から3年間をR・マドリーで過ごした2人。来季はローマとユベントスとチームは別々だが、同じリーグで戦うことになった。モウリーニョ監督は同メディアに出演すると、C・ロナウドについての質問に回答。「彼は今すぐにでもイタリアを離れるべきだ。私を安心させてほしいよ」と冗談交じりに、かつての教え子の脅威を口にした。

「彼はもう36歳なのに、ユベントスで一貫してとんでもない数字を生み出している。たった3シーズンで100ゴールを越えているんだから」

「誰だって言うが、もれなく私だって言うさ。25歳じゃないんだよ。36歳だ。さすがに50ゴールは難しいが、それでも何点決めた? 数字がそれを物語っているんだ」

　C・ロナウドは、20-21シーズンもリーグ戦29ゴールを挙げ、得点王に輝いた。そして、モウリーニョ監督はそのさらなる野心を見抜いている。

「奴はMVPも得点王もまだまだ取り続けたいって思っているよ。代表の得点記録だって、イランの選手(アリ・ダエイ)を抜きたいと思ってるに違いない。今回のEUROだけじゃない。次のワールドカップにも出場したいと思っているさ」

　愛ゆえにその存在を疎ましく思いつつ、それでもやはり愛を見せる指揮官。FWリオネル・メッシとの比較についても口を出す。

「彼を批判してはいかんよ。モチベーションになってしまう。『おれは批判されているのか。よし、おれのせいだ。もっと頑張ろう』となる」

「まだ、そういうモチベーションを持ち合わせているんだ。対戦相手なら静かにすべきだ。間違った発言はしてはいけない。それはすべて奴のモチベーションの餌食になる。彼はみんなが思っている通りの選手だ。見てわかると思う。本当に精神が強い奴だ」

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