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“川崎Fの先輩”を参考に…DF旗手怜央、「持っている力は出し切った」と充実感!!

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U-24日本代表DF旗手怜央(川崎F)

[6.12 国際親善試合 U-24日本 4-0 ジャマイカ 豊スタ]

 任されたのは左SBのポジション。最終ラインに組み込まれたU-24日本代表DF旗手怜央(川崎F)だったが、見せ付けたのは持ち味となる攻撃力だった。

「SBをやっていて、ボールを持っていないときの動きはすごく重要。自チームだと登里(享平)選手がそういう動きをしている。そのプレーを見て、自分の持ち味としてやっていくことを意識してきた」

 その言葉どおり、ボールを持っていない部分で攻撃に関わる。左サイドをタイミング良く駆け上がってチームメイトの選択肢を増やし、中央へ侵入してスペースを生み出す。もちろん、ボールを持っても一仕事。前半20分にはMF久保建英(ヘタフェ)へスルーパスを供給して決定機を創出するなど、存在感は十分だった。

 本人は「どのポジションであろうと、結果を出さないといけなかったので、ゴールやアシストがなかったのは悔しい部分がある」と悔しさを滲ませつつ、オーバーエイジや同年代でA代表に入っている選手たちとのプレーに「多少なりとも緊張はあったけど、僕自身すごく楽しくできました」と充実の表情を浮かべた。

 持ち味の攻撃面だけでなく、体を張った守備で完封に貢献。「最後の試合で自分がやりたいことは表現できた。後悔しても仕方ない。僕が持っている力は出し切ったと思う」。すべてを出し尽くした。あとは、東京五輪メンバー発表を待つだけだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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