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試合前にショックで泣いていたルカク、圧巻2ゴールも「集中するのは難しかった」

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カメラに向かって叫んだFWロメル・ルカク

[6.12 EURO B組第1節 ベルギー3-0ロシア サンクトペテルブルク]

 ベルギー代表のFWロメル・ルカク(インテル)が12日に行われた欧州選手権(EURO2020)のグループB第1節・ロシア代表戦(○3-0)後、他会場で緊急搬送されたチームメイトのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(インテル)に対する思いを語った。イギリス『BBC』が伝えている。

 エリクセンはベルギー対ロシアの前に開始されたフィンランド代表戦(●0-1)の前半途中に意識を失って倒れ、胸骨圧迫(心臓マッサージ)などの措置を受けた。その後、デンマークの背番号10は病院へ緊急搬送。欧州サッカー連盟(UEFA)やデンマークサッカー協会(DBU)によると、容態は安定しているとのことだ。

 同僚が倒れたというニュースを試合前に聞いたルカクは「たくさん泣いた」と、感情を抑えることができなかったという。

「僕は怖かった。彼とは重要な時間を一緒に過ごしているからね。僕は家族よりも彼と多くの時間を過ごしているんだ」

「ゲームに集中するのは難しかった。彼が健康であることを願っているし、このパフォーマンスを彼に捧げたい」

 ショッキングな知らせに動揺したルカクだったが、ロシア戦では圧巻の2ゴール。ベルギーの歴代最多得点記録を「62」に伸ばした。

 この試合の先制点を挙げた直後にはテレビカメラに向かって走り、「クリス、クリス、愛してる!」と絶叫。インテルのチームメイトに力強くメッセージを送っていた。

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