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連係深める高校の先輩後輩コンビ…植田直通「2人の息も合ってきた」

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日本代表DF植田直通

 大津高(熊本)の先輩後輩コンビが日本代表でコンビネーションを高めている。11日のセルビア戦(○1-0)にフル出場したDF植田直通(ニーム)は「相手がロングボールを使ってくるのは分かっていたし、自分たちがしっかり弾けば、相手の攻撃を押し返せると思っていた」と、フィジカルに特徴のあるセルビアを完封した。

 センターバックでコンビを組んだのは大津高の3学年先輩にあたるDF谷口彰悟(川崎F)。「大津高自体が先輩後輩の関係が厳しくて、2個上は神様だし、それより上はもうそれ以上」という憧れの先輩とは今月3日に行われたU-24日本代表戦でもコンビを組んだが、「前回は結構話しながらやったけど、今回は何も言わなくてもコミュニケーションを取れるようになったというか、2人の息も合ってきたかなと思う」と手応えを深めていた。

 一方、攻撃のビルドアップに関しては「引いた相手に対して、自分たちセンターバックがもっといいパスを前の選手に付けられたら良かった。そこは課題が出た」と指摘。状況に応じて縦に速く攻めるというのはMF鎌田大地も要求していた。

 普段フランスのリーグアンでプレーしている植田も「向こうの選手は行けるときは行くというのがあるし、サイドで持った選手は必ず前に仕掛けていく。後ろの選手を待つなんてことはしないし、DFをやっていてもそのほうが嫌。このチームでもそういうところをどんどん出していければ」と、自身の経験をもとに話した。

(取材・文 西山紘平)

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