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「素直に嬉しい」…18歳MF木下桃香、なでしこ初ゴールに喜び

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なでしこジャパンMF木下桃香

[5.13 国際親善試合 日本女子 5-1 メキシコ女子 カンセキ]

 東京五輪メンバー発表前のラストマッチ。18歳のMFはゴールという結果でアピールに成功した。なでしこジャパン(日本女子代表)MF木下桃香は、代表初ゴールに「素直に嬉しい」と喜びを表した。

 出番が巡ってきたのは3-0とリードして迎えた後半13分。そして、同29分には大仕事をやってのけた。左サイドでボールを受けたFW遠藤純が一気の加速で相手を振り切り、折り返しのボールがゴール前まで流れてくる。そこに反応したのが、「純さんが仕掛けたとき、絶対にクロスまで上げてくれると思っていた」という木下だった。

 マイナス気味となったボールをトラップで落ち着けて前を向くと、目の前には相手2人が対応してきた。しかし、冷静だった。「自分はシュートの威力があまりない分、普段から股を抜くことやGKの逆を突くことを意識している」。右足から放たれたシュートは、相手の股を抜き、見事にネットを揺らした。

 18歳MFにとって、嬉しいなでしこ初ゴール。「ゴールを決められて素直に嬉しい」と語りつつ、「今日の試合を見ても実力不足のところがある。もっといろんな経験をし、吸収して成長していきたい」とさらなる成長を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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