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浅野拓磨はフル稼働で1ゴールも…代表入りに懸ける思いを吐露「悔しい気持ちでいっぱい」

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1ゴールを決めたFW浅野拓磨

[6.15 W杯2次予選 日本5-1キルギス パナスタ]

 FW浅野拓磨は先発起用に応え、後半32分にダメ押しの5点目。持ち味のスピードを生かし、その存在をアピールした。

 4ー1で迎えた後半32分、体力消費が激しくなる時間帯にもかかわらず、浅野はMF古橋亨梧とのカウンターで猛ダッシュ。古橋からパスを受け取ると、GKとの1対1を冷静に制し、ゴールネットを揺らした。

 試合後のフラッシュインタビューで、浅野は「スピードを生かしたプレーというのは、自分の武器だと思っていますし、日本代表として、自分のアピールになるプレーだと思っている」と手応えを語る。「自分が動けなくなるまでプレーしようと思っていたので、そういうプレーでゴールできたことは良かったです」と喜びを示した。

 フル稼働で1ゴール。しかし、浅野は満足した様子を見せない。「今日もゴールを決めることはできましたけど、個人的にはまったく満足していないです。まだまだチャンスがある中で決め切れていないので、試合が終わったときには、自分自身悔しい気持ちでいっぱいですね」と、快勝にも“悔しさ”という言葉すら口にしていた。

 それくらい代表メンバー入りに懸ける思いは強い。「僕ら日本代表は一試合一試合が競争だと思っています。今日の試合も2次予選突破が決まった試合ではありますけど、誰一人W杯に向けて決まっている選手はいない。そういう意味では、選手にとっては、すべての試合が予選みたいなもの。全員が全力で今日の試合も戦えたんじゃないかなと思います」と仲間たちと切磋琢磨しながら、そのスピードで先頭を目指す。

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