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ついにUEFAが動いた! EURO参加24か国に"スポンサー飲料”めぐる通達

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UEFAがEURO2020参加24か国にお願い

 欧州サッカー連盟(UEFA)が、欧州選手権(EURO2020)に参加する24か国の代表チームにある通達をしたようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が17日に伝えている。

 今月11日に開幕したEURO2020では、大会公式スポンサー飲料を巡りピッチ外でも盛り上がりを見せている。

 発端となったのはポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウド。初戦後の記者会見時に、机上に置かれたコカ・コーラ2本を険しい表情で脇に移動させ、水のペットボトルを掲げながら「アグア(ポルトガルで水の意)」と宣言した。

 C・ロナウドの行為以降、フランス代表MFポール・ポグバイタリア代表MFマヌエル・ロカテッリなども壇上に置かれた飲料を脇に移動させ、一種の流行を見せていた。

 イタリア紙によると、UEFAはこれらの行為を受けて各代表チームにスポンサーの飲料を移動させることをやめるように通達。EURO2020のディレクターを務めるマーティン・カレン氏は、宗教上の戒律を守らなければならない選手には「目の前にアルコールのボトルを置くことはできない」と理解を示しつつも、「スポンサーからの収入は、トーナメントやヨーロッパのサッカーにとって非常に重要であるため、これは重要なことだ」とリスペクトを促した。

 また記事によれば、大会トップスポンサーのコカ・コーラ社とハイネケン社は、UEFAの大会総収入の20億ユーロ(約2622億円)に貢献しており、選手は各国の連盟やクラブを通じて、EURO2020の商業収入から間接的にお金を得ているという。大会に参加する24か国の協会は、3億7100万ユーロ(約486億2000万円)の賞金を分配し、グループリーグの3試合すべてに勝利した場合には、3400万ユーロ(約44億6000万円)のボーナスもあるようだ。

 その通達を受けてか否か、17日に行われたC組第2節の北マケドニア戦後に会見会場に現れたウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコは、コカ・コーラとハイネケンをよく見える場所に配置し、「僕はここに置く。連絡待ってます!」と粋な行動を見せていた。

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