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柏19歳GK佐々木が鮮烈J1デビュー、前半被シュート17本で好守連発も…広島のDF佐々木が代表帰り“連発”決勝弾

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J1デビューを果たした柏GK佐々木雅士

[6.19 J1第18節 広島1-0柏 Eスタ]

 J1リーグは19日、国際Aマッチデー期間の中断が明けて第18節を行い、サンフレッチェ広島柏レイソルを1-0で下した。

 広島は日本代表での活動を終えたMF川辺駿とDF佐々木翔、U-24日本代表のGK大迫敬介が先発。一方の柏は高卒ルーキー19歳のGK佐々木雅士が先発でJ1デビューを果たし、韓国代表の活動明けで待機期間を義務付けられているGKキム・スンギュと、攻撃の軸を担うMF江坂任がベンチを外れた。

 序盤から勢いを見せたのはホームの広島。開始早々にFWジュニオール・サントスが強烈な右足シュートでゴールを狙うと、同8分にはMF森島司の縦パスを受けた浅野がペナルティエリア内左に攻め込み、左足でシュートを放つ。ところがこれが枠を外れると、柏は同13分、MF神谷優太が右サイドからドリブルで切り込み、川辺のバックチャージを受けて転倒。川辺にはイエローカードが出された。

 それでも優勢を保ち続ける広島は前半17分、ショートカウンターからJ・サントスがゴール前に駆け上がり、左でフリーだった森島を使わずに左足で狙ったが、シュートは力なくGK佐々木の正面。同18分には森島、浅野とつないだボールを川辺が受け、ミドルレンジから右足を振り抜くも、これもGK佐々木がしっかりと手中に収めた。

 広島は前半35分、MF青山敏弘からのパスを受けたMF柏好文がJ・サントスとのワンツーでペナルティエリア内に攻め込み、右足でシュートを狙うがGK佐々木がファインセーブ。さらに同43分、柏の横パスに反応した森島の低空シュートがゴールマウスを襲うも、これもGK佐々木がかき出す。広島は前半のうちにシュート17本を記録したが、0-0のままハーフタイムを迎えた。

 後半はやや盛り返した柏が後半15分、果敢な中央突破を見せたMFドッジのスルーパスからFWアンジェロッティが左足で狙い、シュートは大迫の正面だったがようやく攻撃の形をつくる。それでも広島の優位は変わらず、同21分には浅野のパスから川辺が決定的なシュート。だが、精度だけが足りない。

 後半29分、柏はFWクリスティアーノが単独突破から左足を振り抜くも、広島の佐々木が足を伸ばしてスーパーブロック。同31分には広島のJ・サントスがペナルティエリア内から左足で狙ったが、柏の佐々木がファインセーブを見せた。

 ところが後半33分、広島がついに均衡を破った。川辺の縦パスをJ・サントスが落とし、柏が左サイドに展開すると、フリーで攻め上がっていた佐々木がクロスボールを配給。するとこのボールが柏のDF大南拓磨に当たってゴール方向へ。軌道が変わったボールにGK佐々木も反応できず、ファーのサイドネットに突き刺さった。

 決めた佐々木は15日に行われたカタールW杯アジア2次予選・キルギス戦に続いて自身2試合連続ゴール。これが決勝点となり、広島が3試合ぶりの白星を挙げた。

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