beacon

元なでしこジャパン横山久美がトランスジェンダーを告白「みんなで力を合わせたら、もう少し発展していく」

このエントリーをはてなブックマークに追加

元なでしこジャパンFW横山久美が勇気ある告白

 2019年女子ワールドカップにも出場した元日本女子代表(なでしこジャパン)のワシントン・スピリットFW横山久美(27)がトランスジェンダーであることを発表。19日、永里優季Youtubeチャンネル(https://youtu.be/eUzd3Qf9N4Y)で伝えた。

 2010年のU-17女子ワールドカップでは得点ランク3位、シルバ―ボール(大会最優秀選手第2位)にも輝いたFWは、AC長野パルセイロ・レディースでプレーをした後、15年になでしこジャパンに初招集。リオデジャネイロ・オリンピックアジア予選や19年フランス・女子ワールドカップなどで活躍した。17年にドイツのフランクフルトに移籍後、18年、19年は再び長野でプレーをするが、20年からはアメリカのワシントン・スピリットに加入している。

 横山は動画内で「横山、オープンにします」と、シリアスな雰囲気ではなく、持ち前の明るいキャラクターで思いを語る。「将来、サッカーを辞めて、男になって生きていきたい」と今後についても打ち明けた。

「今まで何人かの女の子とも付き合ってきたし、日本にいた時はすごい隠してた。世間の目っていうのもあるし、一応、立場上っていうのもあったし」

「最近は日本でもLGBTQっていう言葉が普及してきて、色々取り上げられてるけど、自分みたいな立場の人たちが声を大にして言わないと、まだまだ発展していかないと思って」

「(全員が)全てを理解するのは無理だと思う。自分だけじゃなくて、今、結構声を大にしている人たちとか、みんなで力を合わせたら、もう少し発展していくのかなって思って」

 動画内では、トランスジェンダーに気づいた時期や自身の身体のことを赤裸々に告白。FTM(Female to Male)として、女性チームで競技を続けることの葛藤も明かしている。

【永里優季のYoutubeチャンネル】
「横山、カミングアウトします」

TOP