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伊代表のシンデレラボーイ、ペッシーナが決勝点に歓喜「夢のよう。努力で這い上がれる」

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イタリア代表のMFマッテオ・ペッシーナ

 イタリア代表MFマッテオ・ペッシーナが20日のEURO2020のウェールズ戦終了後、喜びなどを語った。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 開幕戦から2連勝を飾り、すでにグループAで突破を決めているイタリアは、20日のウェールズ戦へメンバーを大幅に入れ替えて臨んだ。アタランタMFペッシーナも初先発メンバーの1人。インテルMFステファノ・センシの負傷離脱に伴う追加招集でメンバーに加わった24歳のシンデレラボーイは、39分にMFマルコ・ベッラッティのアシストから決勝点となるゴールをマークし、1-0でイタリアを勝利へ導いた。

「僕にとって完璧な試合だった。夢に描いていたようにEUROの舞台で先発デビューし、ゴールを決められるなんて、数日間は眠れないだろう。素晴らしいシンデレラストーリーだよ。セリエC(イタリア3部)など下部リーグでプレーする選手でも、努力して犠牲を払い、ハードなトレーニングを積めば、はるか遠くまで上り詰めることが可能であることを証明できた」

 建築士の母と会計士の父を持つペッシーナは文武両道を続けており、大学では現在、経済学を専攻。ゲームで盛り上がる他のメンバーとは一線を画し、ラテン語の勉強に情熱を注いでいる。「プレイステーションで遊ばないのは(マヌエル)ロカテッリと僕だけだよ。だからプレイステーションのグループからはちょっと外れているんだ」と明かした。

 続いてペッシーナは、39分の得点シーンを振り返り、アタランタの同僚DFラファエウ・トロイとのやり取りを告白。「ゴールが生まれたFKのシーンでは、本当はトロイがニアに入るはずだったんだ。しかしベッラッティが蹴る直前にトロイから『君が行け』って言われたんだ。上手くいったよ」と話した。またアタランタ指揮官のジャン・ピエロ・ガスペリーニにも言及。「ガスペリーニにはとても感謝している。彼のおかげで、ピッチですべてを学ぶことができた。彼から教わった攻撃への意識は、代表でも共通することだった」と述べた。

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