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負傷から復活アシストのイタリア代表MFベッラッティ「待ってくれた監督に感謝」

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イタリア代表のMFマルコ・ベッラッティ

 イタリア代表MFマルコ・ベッラッティが、20日のEURO2020グループA第3節ウェールズ戦(1-0)終了後、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じて語った。

 ベッラッティは先月、所属先パリSGでの練習中に右ひざを負傷。5年前のEURO2016に続いて2大会連続での欠場が危ぶまれた。しかし指揮官のロベルト・マンチーニは回復を信じてベッラッティを招集。28歳MFはその期待に応え、20日のウェールズ戦で先発復帰を果たすと、39分にFKからMFマッテオ・ペッシーナの決勝点をアシストした。

「とても幸せだよ。2016年にも同じ悪夢を味わったことがあるので、当初は今大会に出場できるかどうかも分からず、しんどかった。ダメかとも思った。しかし失うものは何もないと思って、リハビリに取り組んできた。回復をサポートしてくれたPSGのスタッフや、僕を待ってくれていた監督には感謝しなければならない」

「代表はみんなのチームだ。今日プレーした選手はレギュラーにふさわしいことを示したと思う。代表メンバーであることを誇りに思わなければならない。クラブではライバルを受け入れることがより難しいが、ここでは違う。このユニフォームに袖を通し、こういった大会に参加できるだけでも喜びになる」

 マンチーニ率いるイタリア代表は、ワールドカップ出場を逃した直後の2018年に発足。直近の30試合で無敗と、1930年代にW杯2大会を制したヴィットリオ・ポッツォ指揮下に並ぶ快挙を達成した。しかしベッラッティは目の前の1試合に集中する。

「常に言っていることだが、毎試合で全力を尽くすべきだ。ひとつひとつの試合が難しい。これまでのように魂を込めてプレーすれば、有利になるかもしれないが、自分たちが最強だと考えてしまったらむずかしくなるだろう。1試合ずつ集中し、グループ首位で突破することが僕らの目標だったが、次は16強での戦いに集中したい」

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