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ドンナルンマ、チャルハノールら主力のフリーでの流出にミラン会長「オファーはしたが…」

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 ミランのパオロ・スカローニ会長が、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組「ラ・ポリティカ・ネル・パッローネ」に出演し、フリーで退団するGKジャンルイジ・ドンナルンマなどについて語った。

 ミランは今シーズン、指揮官ステファノ・ピオリの下、リーグ戦24勝7敗7分の成績により2位でフィニッシュし、2013-14シーズン以来となるチャンピオンズリーグ出場を決めた。しかし、これまでチームを支えてきた正GKジャンルイジ・ドンナルンマは今月末での退団を決断。21日にはパリ・サンジェルマン移籍を見据え、ローマでメディカルチェックに臨んだ。スカローニ会長は、守護神のフリーでの流出について説明した。

「ミランでは、選手の年俸に関して上限を決めている。選手がそれ以上を求めるのであれば、自由に選択すればよい。我々はドンナルンマに対して重要なオファーを提示したが、(引き留めるのに)十分ではなかった。ジージョは長年を過ごしたミランでの快適な生活から抜け出したいという話をどこかで読んだ。プロとして良いことであるように思うし、ミランでは常に素晴らしい振る舞いをしていた」

 また同じく今月末で契約切れとなり、ライバルクラブであるインテルへの移籍が迫るMFハカン・チャルハノールにも言及。「適正なオファーを提示したつもりだが、他のクラブからより高額なオファーを受けたのであれば、プロである彼にとって良いことだろう。選手それぞれが自由意志で選択できるわけで、不平を言うつもりはない」と述べた。

 続いてミラン会長は、39歳のFWズラタン・イブラヒモビッチにも言及。負傷したひざの手術を受けたばかりだが、「戦いへ準備万端の状態で戻って来てくれると確信している」と期待を寄せた。また指揮官ピオリについては、「しっかりつなぎとめておきたい。好成績を収めた上、ミランのスタイルを完璧に体現する紳士だからね」と語った。

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