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アリアンツ・アレナを虹色に…UEFAがミュンヘン市長の要請拒否

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昨年のクリストファー・ストリート・デイ期間のライトアップ

 欧州選手権(EURO2020)のドイツ対ハンガリー戦が行われるアリアンツ・アレナで、ミュンヘン市長がスタジアムを虹色にライトアップする要請を行っていたが、欧州サッカー連盟(UEFA)によって拒否されたようだ。イギリス『スカイ』などが報じている。

 ミュンヘンのディーター・ライター市長は21日、UEFAに要請。対戦相手のハンガリーで「同性愛や性別の変更を促進する」とみなされる学校での取り組みを禁止する法律が新たに制定されたのを受け、これに抗議する意味合いで多様性を意味する虹色のライトアップを考案したという。

 だが、UEFAは「政治的、宗教的に中立な組織であるため、この要請の政治的背景を考えると、この要請を拒否する必要がある」とし、この要請を受け入れず。その一方で「試合から差別を取り除くことは全ての責任」と反差別の姿勢を示し、同性愛者による抗議活動を記念して開催されるクリストファー・ストリート・デイ(6月28日)でのライトアップを提案している。

 ドイツ代表においてはGKマヌエル・ノイアーも6月のプライド月間に合わせ、虹色のキャプテンマークを着用してグループリーグ第2節のポルトガル戦を戦っていた。UEFAは政治声明に関する規則に違反している可能性があるとして調査をしていたが、処分などは行われなかった。

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