beacon

冨安健洋に熱視線のアタランタに伊紙が持論「金販売店のよう。取引は東京五輪を待つべき」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ボローニャDF冨安健洋

 アタランタが関心を示すボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋について、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が22日、見解を示した。

 今夏の移籍市場において、3年連続でチャンピオンズリーグ出場を決めているアタランタから熱視線を送られている冨安。イタリアメディアの間で、日本代表DFのベルガモ行きを楽観視する報道が流れたが、イタリア紙は、ヴァルテル・サバティーニTD(テクニカルディレクター)らボローニャ幹部が「またしても否定した」と伝えた。両クラブの提示する金額は依然としてかけ離れているとみられる。

 アタランタがボーナス込みで1800万ユーロを提示した一方、ボローニャはこれまでと変わらず、2500万ユーロを要求しているためだ。これについて、クラウディオ・ベネフォルティ記者は、「アタランタは金の販売店」のようであると指摘。「アタランタが、金を安く買い取り、のちによりいっそう高い金額で再売却する店のようになっていることを隠すのは無駄だろう」と続けた。

「アタランタがメルカートにおいても力を持ち、圧勝できると感じているのかどうかは、我々が言うことではない」と前置きしつつ、「上手く買うためには、あらゆる犠牲を払ってでも収入を得なければならないなどの理由で誰かが安売りに応じなければならない」と指摘。「ボローニャがそのような状態にあるかどうかは分からないが、日本人選手がほとんどセール価格で売却されるとなれば、間違いなく(シニシャ)ミハイロビッチは快く思わないはずだ」と主張した。

 また、ボローニャはトレードを含めた取引を望んでおらず、「一定の金額では、絶対にトミヤスを売却しない」と指摘。このため、「日本人DFが東京オリンピックに出場するのを待ち、プレミアリーグのクラブが参入するかどうかを見極めるべき」であると主張した。そうなれば「結果的に本当に適正な金額を支払うことになるはず」であると述べた。

●海外組ガイド
●セリエA2020-21特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP