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清水が仙台との打ち合い制す! 2選手のJ1初弾など敵地で計3ゴール奪取

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清水が3-2で仙台に競り勝った

[6.23 J1第19節 仙台2-3清水 ユアスタ]

 J1第19節が23日に各地で行われた。15位清水エスパルスは敵地ユアテックスタジアム仙台で16位ベガルタ仙台と対戦。3-2で競り勝ち、残留に向けて大きな3ポイントを手にした。

 同勝ち点で迎えた残留争いの直接対決。今季リーグ戦初対決となったが、ルヴァン杯では2度対戦し、清水がいずれも勝利を収めていた。リベンジを狙う仙台は3日前の前節からスタメン6人を変更し、3-4-2-1の布陣でスタート。一方、今月最初のリーグ戦となる清水は前節から5人の先発メンバーを入れ替え、4-4-2のフォーメーションで臨んだ。

 先制したのはアウェーの清水だった。前半12分、カウンターからFWチアゴ・サンタナがボールを収めてタメを作り、左サイドから追い越してきたFWカルリーニョス・ジュニオにつなぐ。C・ジュニオがドリブルからPA内中央に浮き球のパスを送り、受けたT・サンタナはGKヤクブ・スウォビィクとDF平岡康裕に寄せられて決め切れないが、そのこぼれ球にMF鈴木唯人が反応。左足で流し込み、高卒2年目でリーグ戦プロ初ゴールを記録した。

 失点を喫した仙台はシステム上のミスマッチを生かし、サイドを起点に攻撃を仕掛けていく。前半19分にFW西村拓真、同21分にはMF加藤千尋が相手のミスを突いて好機を迎えるが、GK権田修一のファインセーブでゴールは奪えない。

 そして前半22分、その加藤のシュートが防がれて得た右CKのショートコーナーから、後方に残っていたMF上原力也が右足でクロスを供給。DF蜂須賀孝治が相手と競りながらヘッドで折り返し、フリーのMF吉野恭平が頭でゴール左に決める。吉野の10試合ぶりとなる今季2点目で、仙台が1-1と同点に追い付いた。

 残り時間は互いにチャンスシーンを作ったものの、1-1で前半終了。清水はハーフタイム明け直後の後半1分にビッグチャンスを迎える。T・サンタナがC・ジュニオとのパス交換から左サイドを抜け出し、PA左脇からグラウンダーのクロス。鈴木が滑りながら右足で合わせるも、ゴール右に外れた。

 さらに後半3分、鈴木の大きな展開から右サイドのMF中山克広がスピードに乗ったドリブルでPA内右に持ち込むが、複数人の対応に遭ってフィニッシュには至らない。同5分には鈴木が高い位置で相手のパスをカットし、GKのJ・スウォビィクが飛び出してきたところで右に流れて右足を振り抜く。しかし、シュートは古巣対戦の平岡にブロックされた。

 清水は後半16分にC・ジュニオを下げ、FWディサロ燦シルヴァーノを投入する。仙台も同19分に3枚替えを行ったが、途中から選手の立ち位置を噛み合わせてきた清水を前にペースをつかみ切れない。

 すると後半27分に清水が勝ち越しに成功。左CKからキッカーの鈴木が右足で送ったクロスはJ・スウォビィクにパンチングで弾かれるも、クリアボールをPA外で待機していたMF竹内涼がダイレクトでゴール前に蹴り返す。これをディサロがヘディングで押し込み、鈴木に続いてJ1初得点をマークした。

 仙台は後半36分にFW皆川佑介をピッチに送り込んで前への圧力を強めると、同38分にゴールを挙げる。左CKからキッカーの上原がクロスを送り、ファーの皆川と競ったDF立田悠悟に頭でクリアされるが、PA手前右でボールを拾った途中出場のMF松下佳貴が左足でシュート。竹内に当たってゴール左へ吸い込まれ、今季2得点目で2-2とした。

 しかし直後の後半39分、右サイドのディサロからパスを受けたT・サンタナがPA内中央でのキープから左方向に持ち出し、左足でグラウンダーのシュート。ゴール左に突き刺さり、すぐに清水がリードを奪う。T・サンタナはチームトップの今季7点目を記録した。

 追いかける仙台は最後までゴールに迫ったが、2-3のままタイムアップ。5試合ぶりに黒星を喫し、3戦未勝利(2分1敗)となった。

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