beacon

スペインが鬱憤を晴らす5ゴールで今大会初勝利!! スロバキアを抜いてGL2位通過

このエントリーをはてなブックマークに追加

スペインがスロバキアに5-0で勝利

[6.23 EURO E組第3節 スロバキア0-5スペイン セビリア]

 欧州選手権(EURO2020)のグループE第3節が23日に開催され、3位スペイン代表は2位スロバキア代表に5-0で勝利した。今大会初白星を挙げ、2位でのグループリーグ突破が決定。28日の決勝トーナメント1回戦ではクロアチアと対決する。

 グループEは前節を終えてスウェーデンが1勝1分(勝ち点4)で首位、スロバキアが1勝1敗(勝ち点3)で2位、スペインが2分(勝ち点2)で3位、ポーランドが1分1敗(勝ち点1)で4位。スペインは自力突破のために勝利が欲しい状況の中、左ウイングで先発したFWジェラール・モレノ(ビジャレアル)を中心に開始から攻勢をかけていく。

 前半9分にはMFコケ(A・マドリー)がPA内左でMFヤクブ・フロマダ(スラビア・プラハ)と接触して転倒。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果、フロマダのファウルがあったとしてスペインにPKが与えられた。

 前半12分にPKキッカーを務めたのはFWアルバロ・モラタ(ユベントス)。しかし、右足でゴール左を狙ったシュートはGKマルティン・ドゥーブラフカ(ニューカッスル)にストップされてしまった。

 その後もスペインが攻め込み、スロバキアが我慢する展開が続いたものの、スコアは意外な形で動く。前半30分、高い位置で相手のパスをカットしたMFパブロ・サラビア(パリSG)がPA手前中央から左足で強烈なシュート。クロスバーに当たって高く上がったボールをGKドゥーブラフカが右手で外に出そうとしたが、自ら押し込む形となり、オウンゴールでスペインが先制した。

 さらに前半アディショナルタイム3分、左CKの二次攻撃からPA内右のモレノが左足で柔らかいクロス。DFエメリク・ラポルト(マンチェスター・C)が下がりながらヘディングで合わせると、山なりのボールがゴール右に吸い込まれる。ラポルトの代表初得点が生まれ、スペインが2-0で後半へと折り返した。

 スロバキアはハーフタイム明けから2選手を同時に投入するが、次の1点もスペインが奪う。後半11分、敵陣中央のMFセルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)が左横のMFペドリ(バルセロナ)につなぐと、モレノが外のスペースを指差しながら中央へ絞り、ペドリはモレノを飛ばした浮き球のパスを選択。フリーで受けたDFジョルディ・アルバ(バルセロナ)がPA内左から折り返し、サラビアが左足で合わせたボールが右ポストを叩いてネットを揺らした。

 スペインの勢いは止まらない。3-0の後半22分、右CKのショートコーナーからサラビアがフリーでPA内右に進入し、サラビアの折り返しを投入直後のFWフェラン・トーレス(マンチェスター・C)が右足のヒールで流し込む。同26分にはFKの混戦から、直前に途中出場していたDFパウ・トーレス(バレンシア)がMFユライ・クツカ(パルマ)のオウンゴールを誘発。スペインが5-0の大勝を飾り、グループリーグ2位通過を決めた。

●EURO2020特集

TOP