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スペイン代表MFブスケツ感極まる…大会直前コロナ陽性、復帰戦でMOM

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 スペイン代表は23日に行った欧州選手権(EURO2020)でスロバキア代表に5-0で大勝した。この結果、3位から2位に順位を上げたスペインが決勝トーナメント進出を決めた。

 スペインは大会直前に主将MFセルヒオ・ブスケツの新型コロナウイルスの陽性が判明。10日間の離脱を余儀なくされ、DFディエゴ・ジョレンテもPCR検査の結果、が偽陽性と診断されるなど混乱が続いた。

 14日の大会初戦、スウェーデン戦はスコアレスドロー。続く19日のポーランド戦も1-1の引き分けで、グループ最終節を前に3位と出遅れていた。

 ただ決勝トーナメント進出をかけたグループ最終戦のスロバキア戦で、ブスケツが満を持して復帰。すると前半から得点を重ねたチームは最終的に5得点を奪う快勝。ブスケツも中盤に安定感をもたらし、無失点での勝利となった。

 この試合のマン・オブ・ザ・マッチにはブスケツが選ばれた。『マルカ』によると、背番号5は「今日はみんなにとって目まぐるしかった。僕たちにとっても、ファンたちにとっても……」と目を赤くしながらインタビューに答えたという。

「僕にとってかなり悪い時期が続いた。10日間も家にいて、チームに戻れるかどうかわからなかった。僕らにとっては必要な勝利だったと思う。みんな自信を持っているし、この後もうまくやれることを期待しているよ」

 スペイン代表の決勝トーナメント1回戦は28日で、D組を2位通過したクロアチア代表と対戦する。
●EURO2020特集

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