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名波監督、松本での初陣は0-4大敗…琉球MF清武功暉がハット達成!

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松本の名波浩監督

[6.26 J2第20節 琉球4-0松本 タピスタ]

 J2リーグは26日、第20節を各地で行い、名波浩監督の就任初戦となった松本山雅FCFC琉球に0-4で大敗した。琉球はMF清武功暉がハットトリックの大活躍を見せた。

 松本は7試合勝ちなしとなった前節・大宮戦(△0-0)後、柴田峡前監督を解任。2019年6月まで磐田を指揮していた名波監督に後任を託した。そうして迎えた初陣は、上位琉球とのアウェーゲーム。指揮官は今季一度も出番がなかったプロ2年目のMF山田真夏斗を先発に抜擢し、サイドバックが本職のDF浜崎拓磨とダブルボランチを組ませる奇策に打って出た。

 ところが、序盤こそ拮抗した展開に持ち込んだ松本だったが、飲水タイム以降は徐々に苦しい展開に。前半27分、FW阿部拓馬の左足シュートはGK村山智彦が横っ飛びでなんとか阻んだが、その後も琉球の猛攻を受け続けると、7分後にスコアが動いた。

 前半34分、琉球はMF上里一将の浮き球パスがペナルティエリアに走り込んだMF風間宏矢に通ると、折り返しのボールがゴール前へ。松本守備陣はこれに対応できず、フリーで走り込んだ清武が右足ダイレクトでネットを揺らした。

 さらに直後の前半35分、松本はDF常田克人の縦パスを受けた山田のバックパスが阿部に奪われると、ここから琉球のショートカウンターがスタート。阿部のスルーパスに反応した清武が今度は左足でゴールマウスに流し込み、瞬く間に2点差となった。

 ハーフタイム明け、名波監督はMF下川陽太に代えてMF田中パウロ淳一を投入。それでも琉球の優位は変わらず後半6分、清武のパスに反応したFW清水慎太郎、阿部がペナルティエリア内で立て続けに倒されながらも、ファーサイドで待っていた風間が落ち着いて相手をかわし、左足で3点目のゴールを決めた。

 松本は後半10分、法政大出身ルーキーのDF宮部大己ら3選手を一気に投入する。それでもなお攻め続ける琉球は同12分、右サイドを駆け上がった風間がグラウンダーのクロスを送ると、清水が落としたボールに清武が反応し、豪快なミドルシュートで4点目。清武はこれでハットトリックとなった。

 もっとも、その後は交代選手が存在感を放った松本が一方的に主導権を握り、サイド攻撃を効果的に使いながら琉球を攻め立てた。それでも後半32分、DF星キョーワァンのヘディングシュートがGK猪瀬康介の正面を突くと、反撃ムードは徐々に沈静化。そのままタイムアップを迎え、名波監督の就任初陣は0-4での完敗に終わった。

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