EURO2020でラウンド16勝ち上がりとなったベルギー代表。ロベルト・マルティネス監督が決勝トーナメント1回戦のポルトガル戦に照準を定めた。

　ベルギーは次戦でポルトガルと激突する。この一戦を前に、マルティネス監督は「忍耐強く戦う必要がある」と語った。ベルギー『Voetbalkrant』が報じている。

「自分たちのフットボールスタイルを今さら変えることはできないし、ポルトガル相手でもその持ち味を生かしたい。ある程度守勢も予想できるが、そこから転じるカウンターが我々の強みだ。そのスタイルを生かすため、辛抱強く戦う必要があるだろう」

「ある程度我慢の時間があるかもしれない。そんな中でもいつ相手ゴールへスピードアップさせるか、正しい判断をゲーム中にする必要がある。もちろん私たちは自信に満ちている。フットボールを楽しみ、最高のプレーができるようしっかり準備していきたい」

　そして前回大会の王者ポルトガルに対して次のように語り、警戒心を示した。

「ポルトガルはとてもうまくやっているチームだね。フランス、ドイツ、ハンガリーとの試合はすべてチェックしたけど、良い内容だった。それに、彼らはパリでフランスとの決勝戦に勝ったこともある(EURO2016)。彼らに何ができるのかを示した結果だ」

「彼らは勝利のメンタリティも持ち合わせている。その中でも最も警戒するのはやはりクリスティアーノ・ロナウドだろう。もちろん彼には常に注意をする必要がある。だが、ポルトガルにはベルナルド・シウバ、ディオゴ・ジョッタ、ブルーノ・フェルナンデス、レナト・サンチェスなど、信じられない個の力をもった選手がいる。それに最終ラインには経験豊富なペペもいるね」

「彼らが前回優勝し、ネイションズリーグでも優勝した理由はわかっている。大仕事をやってのけるだけの強い意志とメンタルを持ち、ビッグゲームに勝つ方法を熟知しているんだ」

　決勝トーナメントの大一番であるベルギーvsポルトガルは現地時間27日、スペイン・セビージャで行われる。

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