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オウンゴールで先制の横浜FMが新体制2連勝!! 敗れた徳島は18歳FW西野がJ1デビュー

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オウンゴール誘発など攻守に活躍したDF畠中槙之輔

[6.27 J1第20節 徳島0-1横浜FM 鳴門大塚]

 J1リーグは27日、第20節を各地で行い、横浜F・マリノス徳島ヴォルティスを1-0で下した。

 前節の鳥栖戦(○2-0)では急遽就任した松永英機監督の初陣を白星で飾った横浜FM。今節はダニエル・ポヤトス監督の来日以降1勝2分6敗と苦しい戦いが続く徳島とのアウェーゲームに臨んだ。

 試合は序盤こそ拮抗した展開が続いたが、前半10分過ぎからは横浜FMが一方的に主導権を獲得。すると前半13分、FWオナイウ阿道の振り向きざまのシュートが相手に当たり、こぼれ球を拾ったFW前田大然がゴールに押し込んだ。しかし、これは惜しくもオフサイドの判定。同16分にはMFマルコス・ジュニオールのFKにDFチアゴ・マルチンスが頭で合わせたが、シュートは枠を外れた。

 それでも横浜FMは前半27分、オナイウの決定的なシュートで獲得したCKから試合を動かした。マルコスの左コーナーキックがファーサイドに送り込まれると、DF畠中槙之輔がヘディングで折り返し、ゴール前の混戦を創出。ボールはは味方に届かなかったが、MF杉森考起のクリアがMF岸本武流に跳ね返ってゴールに吸い込まれ、オウンゴールで先制に成功した。

 なおも優位に立つ横浜FMは前半42分、右サイドを駆け上がったマルコスのクロスに飛び込んだ前田がボレーシュートを放ったが、これはうまくミートせず。徳島は同44分、カウンターから左サイドを突破したFWクリスティアン・バトッキオがミドルレンジからカットインシュートを狙うも、わずかに枠を外れた。

 後半は一転して徳島が次々と決定機をつくった。まずは後半6分、岸本の折り返しにMF渡井理己がニアサイドで合わせ、畠中を強襲するシュート。同7分にはセットプレーで生まれた混戦からDFカカがゴール前に攻め込み、オフサイドには終わったものの厚みのある攻撃を繰り出した。

 徳島は後半30分、福岡の縦パスを受けた渡井がワンタッチで落とし、MF岩尾憲がスルーパスを供給。素早い組み立てからFW垣田裕暉が裏を取り、GK高丘陽平との1対1を迎えた。ところがゴール前で垣田が歩幅を合わせると、懸命に戻った畠中のスライディングに阻まれ、好機を活かすことはできなかった。

 徳島は後半41分、京都橘高出身の高卒ルーキーFW西野太陽を投入。すでに天皇杯でプロデビューを飾っていた西野はこれがJ1初出場となった。そんな18歳はファーストプレーでMF喜田拓也に激しいプレッシングをかけ、高いモチベーションを披露。同44分には中盤で素早いターンを見せ、岩田のタックルによりファウルを誘った。だが、スコアを動かすには至らずそのままタイムアップ。4連勝の横浜FMが勝ち点3を獲得した。

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