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東京VユースのU-18代表候補CB原圭佑、トップチームのCBンドカから学んだヘッドで決勝点!

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後半途中から東京ヴェルディユースのキャプテンマークを巻いたU-18日本代表候補CB原圭佑は攻守で勝利に貢献

[6.27 高円宮杯プリンスリーグ関東第7節 山梨学院高 2-5 東京Vユース 山梨学院和戸G]

 トップチームで学んだヘッドで決勝点を叩き出した。東京ヴェルディユースは後半15分、19分の連続ゴールで同点に追いつくと、30分に決勝点を奪う。FW根本鼓太郎(3年)の右CKを中央へ飛び込んだU-18日本代表候補CB原圭佑(3年=東京ヴェルディジュニアユース出身)がヘディングシュート。これがゴールに突き刺さり、逆転に成功した。

 先輩CBンドカ・ボニフェイスから教わったヘッドをゴールに結びつけた。「(トップチームへの練習参加時に)ンドカ・ボニフェイス選手に教えてもらって身についてきているので、きょうも点を決められましたし、成果が出てきているのかなと思います」と原。この日は守備面でも高さを発揮し続けていたが、それは助言を意識して取り組んできた成果でもあった。

「(これまで跳躍する際に)上半身と下半身が連動できていなかったので、僕は」。トップチームで先発を続けるファイターに近づけるように自主練習。身体の動きを連動することでヘッドの高さ、鋭さを出してゴールを決めた原は、「(ゴールはキッカーの)根本君のお陰でもあるので感謝したい」と仲間への感謝も忘れなかった。

 DFラインの要を担う原がこだわるのは「ヴェルディは攻撃重視のチームである中で、守備の人間はどれだけ失点を少なくできるか」。この日は、相手のファインゴールと不運な失点によって2点を奪われてしまったが、被シュート3と内容は悪くなかった。

 原自身、相手がどこにいるか認知することを心がけ、CB佐藤陽輝(2年)とともに要所を封じて勝利に貢献。「(守備時だけでなく、)ビルドアップの部分でもよりチャンスに繋げるためにも認知の部分が大事になってくると思うので、そこを極めていきたい」と意気込んだ。

 今年、個人の目標はトップチーム昇格だ。「代表に呼ばれてから意識が変わって、よりプロになりたいという意識になりましたし、目指すべき場所なので、なれるように頑張っていきたい」。それを達成するためにも認知力やヘッド、ビルドアップをより磨き、結果を残す。

(取材・文 吉田太郎)
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