beacon

デシャン監督「彼は信じられないほど悲しんでいる」ムバッペがPK戦ラストキッカーで失敗

このエントリーをはてなブックマークに追加

PKを失敗したFWキリアン・ムバッペ

[6.28 EURO決勝T1回戦 フランス3-3(PK4-5)スイス ブカレスト]

 フランス代表は28日、欧州選手権(EURO2020)の決勝トーナメント1回戦でスイス代表と対戦し、3-3で突入したPK戦の末にPK4-5で敗れた。試合後のディディエ・デシャン監督のコメントを欧州サッカー連盟(UEFA)が伝えている。

 前半に先制を許したフランスは、後半にFWカリム・ベンゼマ(R・マドリー)の連続ゴールで2-1と逆転。さらにMFポール・ポグバ(マンチェスター・U)の追加点で一時3-1としたが、終盤に2失点を喫して3-3と同点に追い付かれ、延長戦でも勝ち越せなかった。

 PK戦では両チームとも4人目まで全員が成功。そして5人目で先攻のスイスが決めた一方、フランスはFWキリアン・ムバッペ(パリSG)のシュートがGKヤン・ゾマー(ボルシアMG)にストップされ、ベスト16敗退となった。

 デシャン監督はフランスのテレビ局『TF1』のインタビューで「3-1とリードするために必要なことをやったが、その後に弱さを見せてしまった。私たちにとっては珍しいことだよ。PK戦での敗北はチームにとって常に残酷なものだ」とコメント。PK失敗の22歳エースについては「キリアン・ムバッペは全ての選手と同様に、信じられないほど悲しんでいる。しかし、5人目のPKキッカーを務めるという責任を負った彼に、誰も腹を立てることはできない」と擁護している。

 また、DFラファエル・バラン(R・マドリー)は「非常に残念だ。前半は完全に失敗してしまった。後半は反撃したが、相手にスペースを与えてしまい、もとに戻ってしまった」とゲームを振り返り、「PKは宝くじのようなものだ。延長戦でもチャンスがあったし、得点できたはずだった。ドレッシングルームでは冷静になり、そして次の目標に向けて集中したいと思う」と切り替えた。

●EURO2020特集

TOP