beacon

PK失敗の仏代表ムバッペに伊紙が辛らつ「なんて有様。メッシやC・ロナウドと何光年もの差」

このエントリーをはてなブックマークに追加

PKを失敗したFWキリアン・ムバッペ

 EURO2020の舞台で決定的なPKを失敗し、準々決勝進出を逃したフランス代表FWキリアン・ムバッペについて、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が辛らつな批評を綴った。

 ムバッペを擁するグループF1位通過のフランスは28日、決勝トーナメント1回戦でグループA3位のスイスと対戦。後半に一度は3-1とリードを2点に広げたが、90分に3-3の同点に追いつかれて延長に持ち込まれると、PK戦(4-5)の末、敗退が決定した。

 イタリア紙は、5人目のキッカーとして登場し、決定的な場面でPKを止められた22歳のスーパースター、ムバッペに辛らつな言葉を綴っている。「ムバッペ、なんて有様だ。フランスを葬り、バロンドールに別れを告げた」との見出しをつけ、「2人のフェノーメノ(怪物)リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの後継者となることを運命づけられた選手」であるはずのフランス代表FWに批判を繰り出した。

 ムバッペの今シーズンについて、「2021年は彼にとってアナス・ホリビリス(酷い年)とされるかもしれない。所属チームのパリSGで臨んだチャンピオンズリーグではまたしても失敗し、EUROで輝きを見せることも稀だった。無得点に加えて、ミスがあまりに多すぎた」と指摘した。

 またPK失敗はあり得ることであるとする一方、「彼のようなレベルの選手が109分のあの得点機において、失敗してはならない」と主張。「なんて失望だ」と嘆いたほか、世界最高峰の2人との決定力の差に注目し、「メッシとロナウドの偉大な才能の1つは、決定的な試合において決してミスをしないことだ。ムバッペはまだ、彼らと何光年もの差がある」と主張した。また2021年のバロンドール候補にも挙がっていたムバッペだが、「今夜、彼のチャンスは消え失せた。レアル・マドリーが動向を追うFWにとって高い代償となった」と締めくくっている。

●EURO2020特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP