beacon

フィオレンティーナ会長、わずか22日でのガットゥーゾ退任劇に「1人の代理人が…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

フィオレンティーナのロッコ・コミッソ会長が1日、クラブ公式メディアのインタビューに応じ、ジェンナーロ・ガットゥーゾとの契約解除の舞台裏などを明かした。

フィオレンティーナは5月末、来シーズンに向けて元ナポリ指揮官ガットゥーゾの招へいを発表。しかし翌月、双方の合意の下で契約解除に至ったことが明かされた。わずか22日での退任劇だったが、その裏には指揮官とクラブの間でポルトMFセルジオ・オリヴェイラの獲得を巡り対立があったとされる。

フィオレンティーナ会長は、ガットゥーゾの代理人であるジョルジュ・メンデス氏が指揮官だけでなく、選手であるオリヴェイラやその所属先ポルトの代理人を兼任するという複雑な背景を嘆いた。

「オリヴェイラは代理人であるメンデスから紹介されたが、移籍金は少なくとも2200万ユーロ(約29億円)。それから29歳の選手の年俸は5年間で2250万ユーロ(約30億円)と、合計4450万ユーロ(約59億円)にも上る。(獲得した)ニコラス・ゴンサレスも4070万ユーロ(約54億円)になるが、5年後にはそれぞれ34歳と28歳になる。ゴンサレスは5年後、ある程度の金額で売れるかもしれないが、オリヴェイラは1ドル(約111円)でさえも売れないと思う。したがってコストが2倍になるオリヴェイラではなく、ゴンサレスを獲得した」

「契約に守秘義務の条項があるため、法的な問題でガットゥーゾとの間に何が起きたのかを話すことができなかった。しかしここでは、米国では受け入れられないような利権争いがかなりある。例えばオリヴェイラの件では、1人の代理人がポルトと選手、そして指揮官のガットゥーゾを代表していた。この点は明らかに受け入れられない。このような状況で交渉しなければならないなんて、受け入れがたいように思えた」

●海外組ガイド●セリエA2020-21特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP