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絶好調イタリアがベルギー撃破! “宿敵”の待つベスト4に進出

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イタリアがベルギーに2-1で競り勝った

[7.2 EURO準々決勝 ベルギー1-2イタリア ミュンヘン]

 欧州選手権(EURO2020)の準々決勝が2日に開催され、イタリア代表ベルギー代表を2-1で退けた。準優勝だったEURO2012以来のベスト4進出。6日の準決勝では、その2012年大会のファイナルで敗れたスペイン代表と対決する。

 12連勝を含む31試合連続無敗のイタリアとFIFAランク1位のベルギーが激突した注目の一戦。イタリアは負傷明けの主将DFジョルジョ・キエッリーニ(ユベントス)をスタメン起用した。一方、ベルギーは決勝トーナメント1回戦で負傷交代したMFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)とMFエデン・アザール(R・マドリー)のうち、デ・ブライネを先発起用。アザールはベンチ外となった。

 スタートの立ち位置はイタリアが4-3-3で、ベルギーは3-4-3。メジャー大会初制覇を目指すベルギーが序盤から主導権を握る中、前半13分にイタリアのセットプレーからDFレオナルド・ボヌッチ(ユベントス)がネットを揺らす。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックが入り、オフサイドでノーゴールとなった。

 ベルギーも前半22分にデ・ブライネ、同26分にFWロメル・ルカク(インテル)が際どいシュートを放つが、いずれもGKジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン)のファインセーブで得点には至らない。

 すると前半31分にイタリアが先制する。敵陣でのリスタートから一度はボールを失うが、MFマルコ・ベッラッティ(パリSG)が高い位置でインターセプトし、PA内右のMFニコロ・バレッラ(インテル)へ。3人に囲まれたバレッラが強引に前へ持ち出し、右足でゴール左に叩き込んだ。

 前半44分には自陣の左サイドでボールを受けたFWロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)がドリブルで攻め上がり、PA手前中央から右足でシュート。鮮やかな弾道でゴール右に突き刺さり、2点差とした。

 対するベルギーは前半45分、ドリブルを仕掛けたFWジェレミー・ドク(レンヌ)がPA内左でDFジョバンニ・ディ・ロレンツォ(ナポリ)に倒され、PKをゲットする。VARを経ても判定は変わらず、同アディショナルタイム2分にボールをセットしたのはルカク。GKドンナルンマの逆を突いて左足でゴール中央に決め、ベルギーが1-2として前半を終えた。

 ハーフタイム明けからも攻勢を続けるベルギー。後半26分にはドクのスルーパスからデ・ブライネがPA内左に抜け出し、グラウンダーのクロスにファーで反応したルカクが押し込むだけの決定機を迎える。しかし、右足で合わせたボールはDFレオナルド・スピナッツォーラ(ローマ)にブロックされ、同点とはならない。

 ベルギーは交代カードも使って打開を図るが、後半24分に投入したMFナセル・シャドリ(バシャクシェヒル)が4分後に負傷交代する誤算。イタリアも同31分、好守を見せていたスピナッツォーラがアクシデントで自ら交代を要求し、同34分に担架で運び出される。それでもイタリアは2-1のまま逃げ切りに成功。13連勝で32試合負けなしとした。

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