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イングランドがゴールラッシュで25年ぶり4強! 序盤先制でウクライナを“塩漬け”、後半早々3連弾で粉砕

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絶好調イングランドが4強入り

[7.3 EURO準々決勝 ウクライナ0-4イングランド ローマ]

 欧州選手権(EURO2020)は3日、準々決勝を行った。ウクライナ代表とイングランド代表が対戦し、イングランドが4-0で勝利。1996年以来となる25年ぶりのベスト4進出を果たした。7日の準決勝ではデンマークと対戦する。

 アンドリー・シェフチェンコが率いるウクライナは、初の8強入り。3-5-2の布陣を敷き、GKヘオリー・ブシュチャンがゴールを守る。3バックはDFイリア・ザバルニー、DFセルゲイ・クリフツォフ、DFミコラ・マトビエンコが並ぶ。中盤はアンカーにMFセルゲイ・シドルチュクを起用。右WBはDFオレクサンドル・カラバエフ、左WBはDFビタリー・ミコレンコ。インサイドハーフにMFミコラ・シャパレンコとDFオレクサンドル・ジンチェンコを置く。2トップはFWアンドリー・ヤルモレンコとFWロマン・ヤレムチュクを置いた。

 1996年以来の4強を目指すイングランド。4-2-3-1の布陣で、ゴールはGKジョーダン・ピックフォードが守る。4バックはDFカイル・ウォーカー、DFジョン・ストーンズ、DFハリー・マグワイア、DFルーク・ショー。ボランチ2枚はMFカルビン・フィリップスとMFデクラン・ライス。2列目は右がMFジェイドン・サンチョ、左はFWラヒーム・スターリングを置き、トップ下にMFメイソン・マウントを起用する。1トップはFWハリー・ケインが入った。

 イングランドは開始4分に先制。スターリングが左サイドからカットインをしてPA内にパスを通す。相手の守備ラインの裏に入ったボールに、ケインが反応。右足ワンタッチで押し込み、素早くゴールを奪った。

 追いかけるウクライナは前半17分に決定機。ヤレムチュクがボールカットから単身でショートカウンターを仕掛ける。PA左から左足シュートを放つが、ピックフォードに阻まれた。同35分にはアクシデントが襲う。クリフツォフが負傷してしまい、MFビクトル・ツィガンコフが出場する。4-3-3に布陣を変え、ツィガンコフは前線3枚の左サイドに入った。

 イングランドは序盤に主導権を握り、試合を優位に運ぶ。前半は1-0のままで折り返した。

 後半に入ると、再びイングランドがチャンスを確実に仕留める。開始早々にケインが左サイドでファウルを受け、FKを獲得。L・ショーのFKをPA中央のマグワイアが頭で合わせ、ゴールに叩き込んだ。

 2-0としたイングランドは勢いを加速させ、後半4分に試合を決める。スターリングがPA左からサイドに落とし、L・ショーが左足でクロス。ゴール前のケインはヘディングシュートで相手GKの股下を通し、自身今大会3点目となるダメ押し弾で、3-0と点差を広げた。

 観戦スタンドでは戦意を失ったウクライナサポーターが涙を流す。しかし、イングランドは気にしない。後半18分の右CKでは、途中出場のMFジョーダン・ヘンダーソンがニアサイドから頭で押し込み、4-0と突き放した。

 イングランドはそのまま今大会無失点を継続させ、4-0で試合終了。頂点まで残り2試合と迫る中、効率的に勝利を手にした。

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