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スイス1部移籍の川辺駿、オファーを聞いたのは6月の代表活動後「年齢的にはラストチャンス」

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 サンフレッチェ広島からスイス1部のグラスホッパーに移籍することになった日本代表MF川辺駿が4日、会見を行った。クラブは公式サイトで会見の様子を伝えている。

 川辺は広島の下部組織出身で、13年にトップチームデビュー。15年から3シーズン、磐田に期限付き移籍し、18年より広島に復帰。今年3月に日本代表デビューを果たし、夏に海外挑戦と着実なステップアップを遂げている。

 海外移籍への思いについて「小さい頃からの夢、そして目標としていたこと」と話した川辺。また移籍が決まるまでについても、「一番最初に聞いたのは、代表から帰ってきて、(6月19日の)柏戦の試合後だったと思います。代理人の方から電話をいただき、『オファーが来ている』と聞いたときは、素直にうれしかったです」と説明した。

 今年に入って日本代表デビューを飾ったことも心境に変化を与えている様子。先日行われたワールドカップアジア最終予選の組み合わせ抽選について「初めてというくらい気にしていました」と、日本代表戦士としての自覚も十分のようで、「年齢的にはラストチャンスですし、日本代表に入って、海外組の選手からいろいろと刺激を受けていたこともあり、やはり行かなければいけないと感じました」と力強く話した。

「まずはできるだけ早くチームになじむこと。自分がどういうプレーヤーなのか、日本よりも全然、知られていないため、1からのアピール。練習試合もあると思うので、そこでアピールしたい。語学の準備?少しずつしてはいました。まだまだですが、(現地に)行って、いろいろコミュニケーションがとれればいいと思っています」

「スイスのチューリッヒというところは、誰もが知っているような場所。ヨーロッパに行く入口として行けることはうれしい。もともとシーズンオフにヨーロッパ旅行に行っていましたが、少しでも観光できれば。サッカーではうまくいくときもいかないときや、ストレスがたまることもある。そういった苦しさや、食事の部分、ヨーロッパでの楽しさなども含めて、共有してもらえる相手がいればいいですが、まだその予定はないので、1人で楽しみたいと思います」
●海外組ガイド

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