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鳥栖在籍12年、FW豊田陽平が栃木に完全移籍「本当に幸せでした」

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サガン鳥栖在籍12年のFW豊田陽平栃木SCに完全移籍

 サガン鳥栖は5日、FW豊田陽平(36)が栃木SCに完全移籍すると発表した。

 豊田は2010年に京都からレンタルで鳥栖に加入。11年には23得点を挙げてJ2得点王に輝き、クラブ史上初のJ1昇格の立役者となった。12年からは完全移籍でチームに加わり、エースとして攻撃を牽引。18年には韓国の蔚山現代に期限付き移籍するも半年で鳥栖に帰還した。今季はここまでリーグ戦3試合出場にとどまっていた。

 クラブ在籍12年の豊田は公式サイトを通じて、以下のように感謝を伝えている。

「いつもサガン鳥栖へ、どんな時でも熱い熱い応援をいただき、ありがとうございます。この度、豊田陽平は栃木SCへ完全移籍する決断をしましたことを報告させていただきます。

 サガン鳥栖でプレーして12年。J2得点王、J1昇格、Jリーグベストイレブン、日本代表選出など多くの経験と成長がサガン鳥栖と共にありました。そしてサガン鳥栖で過ごした全ての時間が特別なものであり、どんな時も自分の背中をしっかりと押してくれたのはサガン鳥栖サポーター皆様の存在でした。サガン鳥栖サポーターの皆様と共に味わった感動の日々は、どんなに苦しい時でも正々堂々と真っ直ぐに進んで行きたい自分の気持ちに寄り添ってくれるものでした。

 そんな思いを背負ってプレーすることができた自分は本当に幸せでしたし、これからも皆様と共に喜びを分かち合っていきたいと思う気持ちは変わりません。ただ自分自身がその気持ちに応え、表現ができるのは、最後の最後までピッチの上で戦い続け、泥臭くても、勝負にこだわり続け、ゴールにこだわり続ける姿であるとも思っています。皆様に支えてもらった日々のことを考えるとこれまでにないくらい苦渋の決断ではありましたが、皆様の思いを感謝に変えて、プロの世界の中で戦い続けていきたい、自分自身を表現し続けていきたいと思い移籍を決意いたしました。

 本当に大きく大きく成長をさせてもらった皆様に感謝の気持ちしかありません。そしてまだまだ言いたいことも伝えたいこともたくさんあります。ですが、これからの自分自身の姿を見てもらうことで豊田陽平からの気持ちを受け止めていただければありがたいです。

 最後に、サガン鳥栖を愛してくださる皆様、本当にありがとうございました」

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