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U-24日本代表、東京五輪に向けて始動…FW上田綺世&FW前田大然が別メニューで調整

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合宿をスタートさせたU-24日本代表

 U-24日本代表は5日、静岡県内で事前合宿をスタートさせた。

 ACLに出場しているMF三笘薫、DF旗手怜央(ともに川崎F)、MF相馬勇紀(名古屋)、DF瀬古歩夢(C大阪)の4選手を除く、18名が集合。トレーニングパートナーのFW櫻川ソロモン(千葉)、MF武田英寿(浦和)、MF山本理仁(東京V)、MF藤田譲瑠チマ(徳島)、MF成岡輝瑠(清水)、DF鈴木海音(磐田)の6選手を加えた、全24選手がトレーニングを行った。

 FW前田大然(横浜FM)、遅れて練習場に姿を現したFW上田綺世(鹿島)は別メニューで調整。前日に2度目のワクチンを接種した選手はランニングだけの軽めの調整を行った。

 その他の選手はGK陣とフィールドプレーヤーに分かれてトレーニングを開始。フィールドプレーヤーはボールを使った練習へと移行し、パス回し等を行うと、3チームに分かれてボールゲームへ。雰囲気が良い中で練習が進むと、最後はシュート練習を行い、約1時間半のトレーニングを終えた。

 トレーニング前に取材に応じた森保一監督は、「五輪に臨む活動が、選手の顔を見て、いよいよ始まるんだという気持ちが強くなった。我々がこれまで目標にしてきた金メダルに向かって挑んでいく気持ちを強く持ち、選手、スタッフとともに思い切ってチャレンジしたい。これまでやってきた通り、1日1日のトレーニングを大切に、そして目の前の一戦一戦に最善を尽くして戦いたい」と力を込めた。

 6月シリーズ後に海外組はオフに入り、国内組はJリーグをこなしており、コンディションにはバラつきがある。22日の東京五輪初戦南アフリカ戦まで、2週間強の時間が残されており、「残された準備期間の中でオフだった選手のコンディションを上げ、疲労している選手たちを回復させていく。両方のことを行いながら、選手個々、チームのコンディションを上げていきたい」と語った。

 U-24日本代表は南アフリカ戦前の12日にU-24ホンジュラス代表、17日にU-24スペイン代表と国際親善試合を行う予定となっている。

(取材・文 折戸岳彦)
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