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“横内塾”に入塾のFW林大地…櫻川ソロモンとともに居残りシュー練で「ありがとうございました!!」

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横内昭展コーチの言葉に耳を傾けるFW林大地(鳥栖)

 居残りのシュート練習で自身を磨いた。バックアップメンバーから本大会メンバーとなったFW林大地(鳥栖)が、東京五輪本大会でピッチに立つためにアピールを続けている。

 6月22日に発表された東京五輪メンバーには選出されず、バックアップメンバーとして活動に参加することに。当初は18人の登録メンバーに負傷などのアクシデントがなければ試合に出場する可能性はなかった。だが、今大会に限り、各試合の登録メンバー18人は、バックアップメンバーを含めた22人から試合ごとに選出されることとなり、ピッチに立つ可能性は確実に広がった。

 現在、18人の登録メンバーに入ったFW上田綺世(鹿島)とFW前田大然(横浜FM)は別メニューで調整中。唯一のFW登録として、トレーニングをこなしており、アピールのチャンスとも言える。

 そんな中、全体練習終了後にトレーニングパートナーのFW櫻川ソロモン(千葉)とともに、横内昭展コーチ指導の下、居残りでのシュート練習を開始。ゴールに背を向けてボールを受け、素早く前を向いてフィニッシュに持ち込む。横内コーチから送られる指示に耳を傾け、自身を成長させようとする姿がそこにはあった。

 居残り練習終了後には櫻川と横内監督に「ありがとうございました!!」と感謝を伝えるとともに、充実の表情を浮かべていた。東京五輪本大会のピッチに立ち、日本の勝利に貢献するために――。“ビースト”は自身の牙を研ぎ続ける。

(取材・文 折戸岳彦)
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